芸能人の出産エピソードが好きで色々見るが、最近は「夫が寝たあとに」という番組がお気に入り。菊地亜美さんの出産の話は特に好きだ。


その中で、最初の出産は、どちらも初めてなのでお互い大変だが、2回目、3回目になるとお互い動じなくなるとミキティが話していた。


さて、わが家はちょっと珍しいパターンで、私が初産で、旦那は4回目だった。旦那は再婚で前の奥さんの姿を見ているので慣れていた。


陣痛が始まっても、私の顔色を見て「多分まだまだやな。痛くなったら話す気力もなくなるし、猛獣みたいに怖くなるし」と言われて「そうなの?」と思ったものだ。


見事に旦那の言う通りだったけど。旦那の後日談によると「前の嫁は、病院中響き渡る声で看護師さんに叫んでたけど、お前は静かだったな」と言われた。やはり人それぞれらしい。


旦那は、助産師なみに陣痛の時にマッサージが上手かったので「さすが4回目…」と思ったものだ。ただ、優しい言葉や気遣いは皆無だった。


必要な時に水を出し、マッサージをし、動きは素晴らしいが、優しさや心配というより、ダンドリを淡々とこなす仕事人みたいだった。


だから、産んだ時に涙を流すこともなかった。ただ、女の子は初めてだったので「これが女の子か、男の子より泣き声が弱い気がする」と分析していた旦那の姿に「この人って、やっぱり凄いのか、酷いのかの紙一重の人やな」と思ってしまった。