毎年、頭を悩ます読書感想文。今年は1番初めに取り組んだ。今年は2人分だ。


長女は、4年生なだけあって昨年より自分で書こうとしていた。次女は、平仮名も完璧じゃないのに原稿用紙1枚半…。先が思いやられる。


とりあえず、本は読んでもらって、下書きをさせる。


長女→とりあえず書く。次女→絵を描き出す。


あかん…、次女が読書感想文の意味がわかってない。でも、仕方ない。そもそも1年生に読書感想文なんて宿題出すなや💢と思いつつも、これは親の宿題だと割り切る。


次女には本を読んだ感想を聞いて、私が感想文を書いた。そして、原稿用紙に書かせる。これが大変。まず、マスの中に綺麗に書けないのだ。ひらがなの書き順も違っているし、原稿用紙の書き方も教えなきゃいけない。結局3時間かかった。


その間、長女は1人で書いていた。次女が終わり、私も休憩をして、長女の原稿に目を通す。1枚半しか終わっていない…。しかも、意味不明である。本の内容を切り取って写しているが、切り取る部分がバラバラなので伝わらない。


「あのさ…、この本読んだ?」と当たり前のことを聞く。怒りながら「読んだよ」と言う。


「主人公は?」と聞くと「図工室に出てくる仲間たち」と言うので頭がクラクラした。ちなみに長女の選んだ本は「図工室の日曜日」で、図工室で使う沢山の道具がキャラクターに出てくるシリーズものらしい。しかし、どんなシリーズ物でも必ずスポットとなるキャラクターが存在するものだ。長女は真剣に読んでいないのだろう。本が苦手なのがよくわかる。本が好きだったら、作者が何を伝えたいか感じ取れるものなのだ。私は好きだったからわかる。根気強く教えたいが、私も休みの日に1番大変な読書感想文を終わらせたい気持ちが勝った。


「今から、この本の内容の要点を教えるからよく聞きなさい」と本の概要を教えると「そんな話なの?」と驚かれた。


しっかり、読めや!!と腹が立ったが我慢した。


そこから2時間、長女に付き合った。次女と違うのは、多少は原稿用紙の書き方を理解していること、字を丁寧に書くだけマシだった。


終わった後、子供たちは手が痛いと言っていた。私は、イライラの我慢と夏休みの宿題の山場を終えた安堵感で疲れていた。


わが家は、何より読書感想文が毎年の悩みの種なのである。それにしても、私は本が好きで読書感想文が苦にならなかったが、苦手な子はこうも親が苦労するのか…。反対に私が子供の頃は絵に毎回苦労したが、子供たちは楽しいらしい。やっぱり人間それぞれ得手不得手があるのだと痛感する。