長女が、「どうしたらMちゃんみたいに主役になれるのかなぁ?」と聞いてきた。
ミュージカルスクールで、花形の主役を演じるみんなの憧れのMちゃん。
正直、この子を見た時「え?小学生なの?」と驚いた。小さい子供の面倒を見て、なんでもできるスペシャルな子だった。
正直、生まれ持った何かがあるよなぁと思うけど、子供にそんな現実教えてたくはない。憧れるのは大切だ。こんなお姉ちゃんになりたいと思うことは良いことだ。
「多分、いっぱい努力してると思うよ。主役をずっとするってその分練習量も多いと思うし」も話しておいた。
長女は、少し考えながら「家でも練習してるのかな?」と聞いてきた。
「多分、主役や名前のある役を選ばれる子はみんな家で練習してるよ。休憩時間も練習してるのママは見てる」と答えておいた。
黙り込んだ長女。
「私も頑張ればできるのかな?」と言うので、「正直、みんな努力してるから。でも、やらなきゃなりたいものもなれないよ」と教えておいた。
正直、自分に置き換えたら私は努力してきた方じゃない。子供に言えるほど、立派なもんじゃない。
でも長女に芽生えた少しのやる気を消さないでおこうと思った。