昔、旦那の実家は猫を飼っていた。聞いた話だと、お婆ちゃんが大好きだったそうだ。


さて、家には猫好きと猫嫌いと普通の人がいた。


好きな人→お婆ちゃん、おばさん、お姉ちゃん

普通の人→旦那、義母

嫌いな人→義父、お爺ちゃん


特に義父は大嫌いで近づくなという雰囲気。まあ、あの人普通に野良猫○してたらしいし。もはや、サイコパス の領域である。



猫が1番懐いてたのは旦那とのことだった。寝るときは、必ず旦那の布団でしか寝なかったらしい。


旦那に「なんであなたに1番懐いたんやろ?」と聞くと、真顔で「1番面倒見たのは俺や。汚くなったら洗ったし、ご飯もあげてた」と言った。


さすが、面倒見の鬼である。几帳面でA型でもあるので、気になり出したらとことんやる人だ。何となく、旦那が1番世話をしていたのは想像できた。


旦那はペットを簡単に好きという輩を信用できないらしいw猫を可愛いと言いながら、何もしてない家族を見ている。


ちなみに旦那は、おばさんの飼い猫や姪っ子ちゃんの飼い猫には、近づきたくないとのこと。


まずおばさんの猫は、外に平気で出入りして野良猫まで餌を与えてしまうので「衛生面が不安」と言う。姪っ子の猫は、避妊手術をしておらず、子供を産んでしまった。そして、その猫たちはいつの間にかいなくなった。よって「それ飼い猫ちゃうやんけ」と言いたいらしい。


この時代、こんな昭和的な猫の飼い方をしている家があるのかと少し驚くけど、もはや旦那の親族にあまり驚かなくなった自分がいる。正直、マトモなのは旦那と亡くなった義母だけだと思う。義母は別格で良心の塊だったな。よう、あんな化け物みたいな所に嫁に行って耐えたものである。


「お金ないなら飼うなよ。可愛くたって、動物や」と言う。


時々思うのだが、ペットを飼うのに1番向いているのは旦那のようなタイプかもしれない。ペットに盲目になる飼い主は多いし。「うちの子は噛まない」なんて平気で言う飼い主もいる。


人間と犬の境界線をドライに分けている。飼い出したら最後まで面倒見る覚悟がないとやはり猫なんて自由な動物飼ってはいけないよな。子供もいつの間にか沢山作ってしまうし。