長女の小学校では、2年生の最後に校長先生から「九九のテスト」が行われる。
校長室で、校長先生からランダムで問題を出されて答えていく方式。少人数ならではの小学校だなぁと思う。
さて、校長室での緊張感あるテストは、なかなか一発で合格する生徒は少ないようで、長女も4回目で合格した。親としては心配で自宅で九九の勉強をしていたが、クラスの中では普通らしい。
長女は「合格は絶対にすると思ってた」と言った。娘ながらなんでこんなに自信があるんだろう。3回落ちてるのに…。
さて、そんなこんなで長女は合格した後、友達と我が家で数人でゲームで遊んでいた。ゲームをしながら、校長室のテストの話をしていた。
お嬢様のSちゃんが「私は2回で合格したよ、あやちゃんは4回目でしょ」と自慢気。
娘は「そうだねー、とりあえず安心した」とゲームをしながら真顔で言う。そして、美人のひなちゃんにSちゃんが「ひなちゃんは??まだ合格してないの??」と聞いてきた。
ヒナちゃんはうつむき加減で「校長先生の部屋にまだ行ってない。自信ないから」とうつむいていた。
長女は、「まあ、校長先生いない時もあるからね。受かればいいんだよ」とフォロー。Sちゃんは、「まだなの??頑張ってね」と言う。
Sちゃん、怖い…。ヒナちゃん、悲しそう…。女の子って小さい時から怖い…。
でもな、ヒナちゃん!!あんたには、絶対的なスタイルの良さと美しさがある!!もはや、女としては勝ち組やで!!と心の中で思った。
長女も何かを察したようで、「ヒナちゃんって、ゲーム上手だね」と言っていた。ヒナちゃんは嬉しそうに長女を見ていた。
この2人が親友なのが少しわかる気がした。足りない所を補っているコンビやな。