長女のミュージカルスクールに小学校の同級生が入ってきた。初めての教室に緊張している同級生。娘を見ると母親に「あやちゃんだ」の紹介されて、挨拶する。確かに見たことがあるような気がする。幼稚園でも同じだった。しかし、娘と一緒にいるのを見たことはない…。
長女を見るとあきらかに顔が曇っていた。昔から、長女はわかりやすい。
その親子が離れていくとこっそり「あの子、なんて名前だったっけ?」と聞いた。長女は、真顔で「知らん。言いたくもない」
雰囲気で「あんま聞くなよ」と言っている。次女も「なんか怖い。お姉ちゃん…」と。2年生でオーラで怖いと悟らす長女は、父親にそっくりである。
まあ、合わない子なんて生きてりゃたくさんいるけどね…。
気が弱すぎて、ビクビクしているよりマシなのかもしれないが、私と次女は長女の気の強さにたまに手を焼くのである。
結局、長女は最後まで目を合わせず、離れた場所で淡々とレッスンをこなして、習い事を終えて帰って行った。私がその子の親に気を使ってしまい、挨拶したけど。
その子も娘に近づくことはなかった。ある意味、めんどくさい人間関係を断つ正しいやり方なのかもしれない。