次女のミュージカルスクールを見学していると、常にスマホを見てばかりの親がいる。


スマホ依存症ともいえる親の子供は、真面目で良い子である。仮の名をBちゃんとしよう。


いつもふざけてばかりいる次女とは違い、先生の言うことを素直に聞いて、懸命にレッスンをしている。時々、次女の手を取り「さぁ、やろう!!」と声かけまでしてくれる。


さて、Bちゃんがたまたまお手本通りに踊れなかった。珍しくスマホを見ずに、それを見たお母さん。


「もっと真剣に踊らなきゃダメじゃない。先生の言うことを聞いてたの??」と厳しく叱咤していた。


いや、最初から真面目に踊ってますがな汗うさぎかなり真剣に聞いている方だけどなあせるあせるあせる


ショックを受けたBちゃん。そこから更に頑張って踊っていたが、肝心のお母さんはスマホを見ていた。


さっき注意して怒ったんだから、もっと娘の姿見てやれよ…と心の中でどつきたかった。


Bちゃんが水分補給していた時に「上手に踊れてるねー」と声をかけた。


Bちゃんは、ニコニコ笑って嬉しそうだった。でも、Bちゃんが本当に褒めてほしい人は私ではなく母親だろう。


Bちゃんは少し良い子すぎる気がする。聞き分けが良すぎて、逆に子供らしさがない。次女とは真逆である。


お母さんにもっとBちゃんは見てほしくてこんなに良い子なんじゃないかと少し不安に思ってしまう。