安いものは好きだが、たまには良い物も使わなければいけないと思っている。
亡き祖母が教えてくれたのだ。「ええもん使わないと、物を見る目も心も貧乏になってくよ。」と言ってたのだ。祖母はお嬢様だったから、良いものはわかっていた。
さて、中国の安いファッションアプリで、シェインというブランド?があるらしい。アクセサリーが5個で200円だったり、5着で3000円くらいだったり噂に聞くと本当に破格の安さだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46134d078a23d86ae61163ebd9dad5d9087ddafe
ここまで安かったら、人件費や材料費の単価はどうなってるのか不思議だった。生地や縫い方は恐らく良くないと確信はしていたので、買う事はなかったけど。
最近、ニュースでその企業が奴隷労働の可能性ありと流れてきた。ウイグル自治区で使われている綿の可能性ありと。
ふと、中学と高校の歴史の授業で習った大英帝国とインドの関係を思い出した。確かインド産の綿がタダ同然で輸入されて当時のイギリスのファッションを支えていたような気がする。
イギリスって結構ヤバい国なだなぁと当時は思ったよね。たいていの今の世界情勢の歪みはイギリスが元凶って結構ある。
それに反発したガンジーは、私の中でインドと言ったら真っ先に浮かぶ歴史上の人物だ。(間違ってたらすいません)
身につけたものが奴隷労働だったら、犠牲の上に成り立つ安さなのが怖い。なんだかこの時代になっても、こんなエゲツない人種差別が行われてたら安くても着てはいけないと思った。
祖母の「安いものばかり身につけると貧乏になっていく」と言う意味は核心をついた言葉だったのかもしれない。