久しぶりに縮毛矯正をした。昔の縮毛矯正とは違い本当にまっすぐではなく、自然な仕上がりにしてくれるので驚いた。進化ってすごい。
さて、毎度お願いしている高校生の時から変わらない美容師。とにかく仕事に邁進している、スーパー仕事人の女性である。その美容師は、キャリアのために子供を諦めている。
なぜか??これは、下積み時代の経験が理由だそうだ。最初に働いた美容室は家族経営の職場で、小さい子供たちがいた。忙しい両親、家にいるのに全然構ってもらえない子供たち。下積みの時は、子供たちの相手や病院など世話をするのが下っ端の仕事だったそうだ。そして、お母さんは忙しさと家庭の両立で毎日キレていた。
次に働いた美容室も子供の面倒を時々していた。そして、その時も奥さんはいつも子供にブチギレていた。
その子たちが成長して、見事に不良になって今度は立場が逆転。荒れた家庭を見て、美容師を経営したら子育てはものすごく大変と身に染みて感じたらしい。そして、恐らく私も不良の子供を育ててしまうだろうと。
まあ、その子たちも不良にはなったが後でちゃんと大人になったようだが、それだけ美容室を経営していると子育ては大変だと言われた。
その人も経営者だが、子供が欲しい時期もあったが、いつもブチギレていた忙しすぎる美容師の妻の顔がよぎったらしい。
家庭と仕事の両立は、大変だと思う。経営者で、土日が仕事の美容室になると普通のワーキングママよりハードだろう。
「特に女の美容師は、相当な覚悟をしないと子育ての両立は無理」と笑っていた。
その話を聞いて、私も娘のクラスの女の子の話をした。その子のお母さんも美容室を経営をしている。その子供は、ものすごく問題児で有名だ。首を絞めたり、唾を吐いたりして、娘は怖いと言う。保護者の中では「あそこは忙しくてお母さんが怖いらしいよ。寂しいのかもね」と噂されていた。
その話をすると「それは、あるあるなのよねー。全員がそうなるとは限らないけど、多いと思う。やっぱり夫婦で美容師をやってると本当に子供が寂しがるのよね。家にいるのになんで??って思うみたい。だから、私は家と職場はなるべく一緒にしない方が子供のためだと思うよ。子供は混乱するよ。それか夫婦どちらかが家庭に専念するか。特に小さい時はね。でも、なかなか経済的に厳しいから夫婦でやるんだけどさ」と言っていた。
美容師の厳しい実態を改めて知った。