ちょっと複雑な話をします。お正月早々すいません。

前にも書いたけど、モーさんのお姉さんは7年前に病死してます。残された娘2人のために死亡保険を残してました。


まだ未成年なので後見人として義母が死亡保険のお金を預かってました。義姉も不倫してまで結婚した旦那なのにお金の事に関しては信用出来なかったようです。

まあ、不倫相手にゴムもつけずデキ婚するくらいだからな…。最初から信用できないです。実際、義姉も旦那さんの借金で少し困ってたみたいだし。


しかし、義母が植物人間になって問題は複雑化しました。お金でもっと信用出来ない義父がお金を管理したんです。


その義父が今年のお正月「孫のお金を400万、親父に貸してるんだ。孫のお金だから、お前いつか返せよって言ってるけど全く返さないんだよな。やっぱり信用できない」とぼやく義父。

そこで初めて無口なモーさんが「いや、それは違う。子供の進学の時に使ってるんだ。返すとかそんな問題じゃねーよ」と言いました。

おぉ、たまにはいい事言うやんけ!!

そこで私も応戦。「お義父さん、1番上の姪っ子ちゃんは大学3年生です。もう20歳超えているので、大学を卒業したら、お義姉さんが残した死亡保険金を渡した方がいいんじゃないですか??」

そしたら、義父は「ダメ。絶対に親父が使うからまだ俺が持っている」と言うんですよ。

私はね、姪っ子ちゃんに一回お金を渡したら、姪っ子ちゃんがどう使おうが自由だと思っています。もし実の父親からくれと言われても、姪っ子ちゃんが「渡す」と判断したならそれでいいと思います。

それを義父が判断することではない。私たち夫婦はそう思ってるんですが、義父は頑なにお金を管理しようとします。

私は心の30%くらいは、義父がさすがに死んだ娘が子供に残した死亡保険を手につけることはしないと思っているんです。いや、そう信じたい。そこまで酷い人間が娘たちの祖父なんて思いたくない。

でも、モーさんは違います。

「本当にお前は幸せだな。使ってるに決まってる。使ってるからお金を渡せないんだ」と言い放ちました。

お正月早々こんな事書いてすいません。気分が悪い人もいると思います。

義父は、寂しい人間だ、気の毒な人だと常々感じるんです。みんなから嫌われて最後は広い家で1人お金だけはある生活。

お金って怖いです。もしかしたら、義父は大金さえ手にしなければ口の悪い酒好きの爺さんだったのかも。彼の不幸は、人生の節々に大金が(しかも他人から与えられた)舞い込んでくること。


彼を孫からも息子からも親戚からも敬遠され、孤独の道に進ませてるのは、お金に振り回されている義父自身なような気がします。

今年のお正月、義父は何度も「寂しい。いつも1人」と言ってました。お金は自分のために使っても何も残らない。使い方を間違うと義父のような寂しい老後が待っているのだと反面教師になってます。