同じアパートでとても尊敬するママさんがいる。
シングルマザーで2人のママだ。ちなみにバツ2で父親の違う2人の娘がいる。
最初は正直2回も離婚をしたので少し偏見もあった…。何か問題があるのかなとか…。
しかし、近所付き合いしてそのママさんとお話しするととてもシッカリした人だった。なんというか1本筋が通っている人。
その高校生の娘さんがとても良い子だ。礼儀正しく、とにかく美しい子。思わず見とれてしまう子なのだ。何より毎朝、「おはようございます」と言ってくれる。
思春期の女の子で私のようなおばさんに、挨拶してくれるなんて最初は驚いた。(たいてい思春期子って素っ気ないイメージだったので)
実際頭もかなり良く、地元でも進学校に今年合格していた。部活は吹奏楽部で、かなりの腕前らしい。私は「すごいですね」とそのママさんに言った。
そのお母さんは「うちはシングルマザーだから、結構我慢させた事も多かったの。でも、仕方がない。みんながしてるから自分もという考えは捨てなさい。自分が何をやりたいかを明確に。本当にやりたい事があるなら、全部は無理だけど出来る限り協力する。大事なのは他人に流されない事と教えてきたの。本音を言えば申し訳ないって気持ちもあるけどね…」と教えてくれた。
私は今、娘にそのようにしっかりした教育をしてるかなぁと考えてしまった。特に長女は初めての子で周りも甘くなりがち…。
反対に職場のオーナーの娘は、パート仲間の間で「愛想が悪い」と有名だ。挨拶しても無視。
「甘やかされて育ったのかね。不自由なく育ったんで私たちのこと使用人しか見てないんやろうね…」と噂されていた。
その子の持っていた資質もあるのかもしれないけど、やっぱり親の躾だよなと思う。お金があるかないかではなく、親が子供と向き合った時間じゃないかと。
娘たちには、多少バカでも愛される愛嬌と挨拶くらいはできる人になってほしい。私もそういう信念を持って子供と向き合っていきたいと感じた出来事。