よく私たち夫婦を見て知らない人は、「旦那さん幸せですね」「愛されてるでしょう、こんな若い奥さんだから」と言ってくる人がいる。

旦那が私に惚れて結婚したと思っているから。

でも、本当は私は3回ほど旦那に振られている(笑)

1回目は、ハッキリと「俺、彼女いるから」と言われた。2回目は「もの好きだな。でもちょっと俺と付き合うと大変だと思うからやめておけ」、3回目は「すごいなお前、変わってるな。でもお前は普通のお嬢さんだからバツイチの俺はやめておけ」だった気がする。

要はタイプではなかったのだと思う。どちからといえば、お笑い系女子なので「友達ならいいけど、恋人には…」という感じ。

とにかく、あの当時は何故あんなにモーさんが良かったのかわからないくらい「この人がいいわ」と思った。

振られながらも「いや、あんたは絶対私やで」と変な自信もあった。この点が鋼のメンタルとモーさんから言われる所以である。

怖い。今振り返っても自分が怖い。一歩間違えたらストーカーだと思う。

あの当時は若かったので、感情に任せて行動できたけど、多分今じゃ無理かなと思う。

先日、大学の友人が家に遊びにきた。友人は絶賛婚活中。しかし、婚活の前に「人を好きになれない病」にかかっている。

恋愛のスイッチがわからないそうだ。20代は「この人、好き!!」と思えたのに年齢を重ねると鈍るらしい。

若い時は、簡単に人を好きになれたのに…と嘆く友人。そういえば、モーさんも昔「そんなにもう人を好きになれない」とボヤいていたがこういう事なのかね…。

とりあえず「30代には、30代の恋愛があるよ。感情的にならない分、相手を冷静に判断できる力を持っている」と言っておいた。

友人は、納得したらしく「好きって感情より心が穏やかになる男性に着眼点を変えるわ」と言って去っていった。

年齢が上がると相手の見方や自分の好みも変わるのかもしれない。とりあえず、今は友人が心穏やかに過ごせる男性が現れる事を願うばかり。