大家さんの親友が2階に越してくるらしい。大家さんの家に頻繁に遊びに来ていた親友は、「今度、部屋が空いたら教えて。そこに住む」と予約していたようで、1ヶ月前にやっとわが家の2階が空いた。

さて、この大家さんの親友。見るからに上品なお婆様。ロマンスグレーの白髪に上品な服をお召し、言葉の端々に知性が感じられる。

はっきり言って庶民のアパートに住むような感じの人ではない芦屋の高級住宅に住むような品の良いお婆様って感じ。

聞いた話によると一軒家を売り払いこのアパートに越して来るそうな…。

最初は珍しいなと思ったが、田舎の広い家に1人の老人が住むより市内の便利な地域のアパートの方が楽かもしれないな。しかも、親友が目と鼻の先ならいざと言うときは安心だし…。

我が家は、こんな人が2階で安心だし助かるけど、娘の声でおばあちゃんビックリしないよね…!?迷惑かけそうで怖いんやけど。

大家さんには、「わが家はうるさいからご迷惑をかけるかも」と言っておいたが「子供の声を騒音なんて思わないよ。むしろ嬉しい騒音なの。子供の声は宝なのよ」と言ってくれた。

何て人格的に素晴らしい大家さんだろう。このアパートが気に入ってるのは、大家さんの人柄に惹かれている部分も大きい。

人によればお節介と言う人といるかもしれないけど、色々わが家の子供の事も面倒見てくれるし、畑で採れた野菜もくれるし、困ったときはすぐ対応してくれる。

この前物件を探して浮気しそうになったけど、やっぱり今の家がベストだよなぁ…。

さて、話を戻すとそのロマンスグレーのお婆様がまず家で最初に取り付けたのはクーラー。事前に「室外機が大きいので、御宅の室外機を少し移動させていいですか??」と要請があった。

快く承諾し、昨日業者が作業してきたんだけど随分大掛かりな作業。

外を見てみるととんでもない大きさの室外機があった。


実家のかなり大きいクーラーの室外機よりデカイ。このアパートの大きさにこの室外機って大きすぎません???

モーさんもビックリしたようで「あの大きい室外機なに??新しい住人、このアパートの平米わかってんのかな??」と言う始末。

やっぱりお金持ちのお婆様だ…。本当にこのアパート暮らしで満足出来るんだろうか…。まあ、日中はほとんど大家さんの家でお茶でも飲んでるから問題ないのかもしれないけど。

でも、少し羨ましかった。私の親友は、県外に行ってしまいほとんど会えなくてなった。親友と話している時間は、旦那や子供と過ごす時間より楽しいもんな…。

年の差婚だから旦那は私より早く死ぬ確率も高いし、子供が独立して親も死んだら私も親友の近所に家借りて住むのもいいかもしれん

大家さんのお友達を見ていると自分の老後の生活を少し考えてしまう私です。