昨日、番組で「声優」の話をしてました。

最近の声優は、ほぼアイドルらしく容姿や歌手活動もするとのこと。もう声だけの世界ではないこと。

その話で思い出したことがありました。

知り合いの妹さんで「声優になりたい」と東京へ上京した子のこと。その事を聞いた時「大丈夫かなぁ…。声優なんて狭き門の世界に…。家族はよくOKしたな」と思ってましたが、2年後夢破れて地元へ帰ってきました。


芸能の世界って本当にひと握りの成功者だけで、ほぼ友人の妹のように夢破れる方が殆どだろうなと思います。

夢を持つ事は、素晴らしいことだし、それに向かって努力するのは大切だと思います。

ただ、もし娘が声優もしかり芸能関係に進みたいと言った時、応援できるだろうかと私は改めて考えてしまいました。

モーさんにこの事を話すと「俺だったら反対する」という答えでした。

多分私も即賛成にはなれないだろうなと。


私は高校受験の時、工業高校の建築コースに行こうとして両親から反対された過去があります。

父は「お前は工業高校なんて絶対向かない。だいたい今から専門のコースへ行ってダメだった時融通がきかない。まだ色々将来の選択肢がある進学校に行け」と。

あの当時はなぜ応援してくれないのかと不満を持ったものですが、結局父の言うことは正しかった気がします。

そもそも父の反対だけで素直に進路を変える私は、そこまで強い意志がなかったとも言えますが、今の私が細かな設計が向くとは自分自身でも思えないので親の目線はあながち間違ってませんでした


結局何が言いたいのかというと、子供の夢を手放しで応援するのは難しいってこと。

子供の頃、親がいちいち口出して面倒くさいなんて思ってたけど、自分が親になると当時の親の心境がわかったりします。

子育てして初めて親の苦労を知る

今更ながら私は親に一杯苦労をかけて育ったんだなぁと思う日々です。