「あの嫁は俺の電話に出ない」とモーさんに義父からの文句の電話を入れられたのは1日前。

癪にさわるけど、今日謝罪の電話をかけた。

「昨日は電話に出なくてすいません。ちょうど夕ご飯作ってて全く気がつかなかったです。あと、食材ありがとうございました」と申し訳なさ全開で謝りの演技をした私。

思ってない事でも、平気で嘘をつける大人になったものだなまっ、これが大人の世界だから仕方ないけど。

「仕方ないな。しかし、今度からどんな緊急事態でも出れるようにしとけよ!なんたって俺が倒れたらお前に1番に電話がいくんだからな。お前は俺が何かあった時のために必要だ。それが嫁さんだ」

昔からまず倒れたらお前が面倒見ろよと当たり前に言われるけど、なんかモヤモヤしてしまう。

息子にはこういう事一切言わないのに、嫁の私には当たり前のように言う。

80代の義父の世代は、息子の嫁=お世話係と思ってるんじゃないかと思うところがある。

そりゃ私だって、義父に何かあったら介護をしなければいけないのは承知してるけどここまで上から目線で言われると「はぁ?」となる。

しかし、声には出さない。だって大人だもん

ちなみに市がやっている交通事故保険の話もされた。

早くしないと保険の契約切れでお金が降りなくなるらしい。

「急いでくれない?俺も市の窓口に行ったけど、よくわからないんだよ。とりあえず書類はもらってきたから」と。

それを聞きながらストレスがフツフツと沸いてくる。

小遣いを待つ子供みたいだ。私たちにお願いすれば自動的にお金は口座に入ると思っている。旦那も義父を甘やかしすぎだいくら、父親がアホで歳とってるからわかるわけ無いと言ってるが、義父はボケてない。むしろ頭はしっかりしてるし、会話も問題なくできる。窓口まで行ったなら、市役所の人にどうすればいいか聞いてくればいいじゃないか…。自分で解決するという事にとことん欠けている。よくこんな頼りなくて人任せな男が、旦那の実家の家長が勤まってたな。

ちなみにその保険の書類は提出している。確か私の記憶が正しければ症状固定された後にお金が出るみたいな話をモーさんから聞いたと思うんだけど…。

「今、症状固定してる最中だからじゃないですか?確定したら、処理手続きしてくれると思うんですけど」と話すも「症状固定は、関係ない。そしたら、間に合わない。急げ」と。

症状固定は関係ないとなぜ義父が自信を持っていえるのか全く理解できないが、とりあえずお前たちの書類ミスか手続き忘れと言う義父には、私が何を言っても無駄なようだった。

とりあえず、モーさんに電話して市の方に確認を取ることになった。

しかし、義父と電話をしながら「おいおい、私はお前の便利屋かよ…。」と何度思ったことか。

いっそ娘のように素直に好き嫌いが言えたら、どんなに楽になれるだろう。旦那もそうだが、自分中心のワガママな義父の顔色を伺う日々も疲れてきたこの頃。