さっそくNSTをつけられて、赤ちゃんの心音と陣痛の波を見られる。
いや、拭いてよ。
「うん、ちゃんとした痛みが来てる。今日の夕方には産まれるよ」と助産師さんの言葉。
そして、陣痛に2時間ほど耐えた時、再び先生の内診。
「そうだね、今4センチかな。これからまた違う痛みに変わってくるから」
えっ、4センチしか開いてないの!?
この言葉がショックで、そして私の心に火をつけました。
陣痛の痛みで子宮口って開くらしいんですけど、常にリラックスした状態が一番開くらしんいんです。
つまり、呼吸法。
しかし、陣痛中はどうしても痛いから体に力が入って呼吸法が乱れがち。
私、やってたつもりだけど、全くやれてなかったのだと。
そして、母子学級で習ったソフロロジーを思い出し、ひたすら自己暗示。
産まれて来てくれてありがとう。
これは、幸せな痛み。
あなたも苦しいのね。
私は、あなたが苦しくないように酸素を送る。1番あなたが出やすい環境を作ってあげる。
いや~、本来の私のキャラとは大きく違いますが「この辛い陣痛を終わらせたい。」と言う思いが勝り、自己暗示に成功。
2時30分の内診で7センチになってました。
みたか!!私の底力(笑)
ちなみに私の母は、午後から仕事に行きまして(って言ってもこの病院なんですが)途中で腰のさすりは旦那に交代。
旦那、11時頃に来てくれて、助かった~!!有休取ってくれた

すでに子宮口が7センチも開いてると、最初は腰の痛みが肛門の痛みになってます。
肛門を抑えて腰をさすってもらうとだいぶ呼吸法が楽になりました。
私の場合ですけど。
腰のさすりって重要なんですよ。
助産師さん、マジ天使。
母は、ちょっと位置がズレてる。
旦那、最初は下手だったが6時間さすってると最後はプロ並に上手くなる。
私も呼吸法が上手くなってる(笑)
しかし、旦那の残念な所は汗を吹いてくれない。ビックリするくらい出産って汗をかく。喉も渇く。呼吸法でスーハーってしてるから、口はカラカラ。唇は、カサカサ。
冷やしたタオルを助産師さんが持ってきてくれたんだけど、旦那が隣に置いとくからって。
心で叫びましたが、我慢しました。
あの旦那が会社を休んで6時間も腰をさすってくれてるだけで私は感動モノだったのです。
さて、4時頃子宮口は9センチに!!
「今日は、お産が少ないから分娩台早めに行こうか!!その前に、オシッコが溜まってると思うから出してきて!!出なかったら言ってね!!」
と言われたんですが、この状態で立つことも地獄なのにトイレは更に地獄。
しかも、オシッコ出ない。どんなに頑張っても。あの尿が近い臨月はどこへ行ったの?って感じです。
トイレで悟りました。
出ない。無理。
助産師さんに「出ません」と話すと人生初の尿管を分娩室で入れられました

もう尿管の痛みなんて可愛いもんですね。
あれだけ出なかったオシッコがウソのように出る出る。
人間の体ってミステリーと陣痛の痛みの中で思いました。
ちなみに陣痛って私勘違いしてたんですけどかなり短いんですね。
短い陣痛が、時間を縮めてやってくる。
大きな波に変わって。
もっと、陣痛自体が長いもんだと思ってました

そうだよね、あんなん長くしてたら女性だって死んじゃうよ。
しかし、またここからが長かった。
子宮口が10センチになった所でいきめるですが、なかなか10センチにならない。
しかも、いきみ方が違う。
今度は肛門に力を入れていきんでと言われる。
これがね、最後にボスキャラを倒す感覚に似てる。
痛いし、長いし、もう汗だく。
すでに疲れてるのに。
こんなに汗かいたの何年ぶりだろう。
お産は体力勝負とはよく言ったものです。
ラストスパートでウォーキングしてて良かった
産んだ後、思いました。