☆東京ディズニーランド、入場者減 OLC4~6月期78%減益       (8・4日経)


 「東京ディズニーランド」などを運営するオリエンタルランドが4日に発表した2009年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比78%減の4億6000万円だった。前期に開業25周年記念イベントを開催した反動で、今期は入場者数が減少した。前期のイベントで使用した装飾物などの除却損が発生したことも響き、テーマパークの運営事業は採算が大きく悪化した。

 売上高は4%減の771億円だった。25周年イベントの反動に加え、新型インフルエンザの発生や悪天候なども重なり、入場者数は前年同期を下回った。テーマパーク事業は9%の減収だった。

 営業利益は74%減の11億円だった。08年7月開業のホテルが通期で稼働するうえ、開業に伴う費用がなくなり、ホテル事業は採算が大きく改善。一方、テーマパーク事業は82%の営業減益だった。10年3月期の連結業績予想は、純利益が前期比14%増の206億円、売上高が5%減の3700億円、営業利益が15%減の341億円という従来予想を据え置いた。


 一人勝ちだった東京ディズニーランドのテーマパーク事業に暗雲が立ち込めてきました。東京ディズニーランドの強みとは、リピーターの存在とおみやげなどの物販事業の好調さにつきると思います。これが、他国のディズニーランドにはない強みだったはずです。

 しかし、このご時世、庶民は何回も夢の王国にどっぷりとつかっている余裕はなくなってきました。ずばり、夢よりも現実と向き合わねばならなくなったのです。リピーターのリピート度が減ってしまえばのべ人数としてかなりの入場者減を覚悟しなければいけないでしょう。

 さらに、職場にも水筒とお弁当を持参するなど、見栄を捨て、すべてに割り切りを持った人が増殖する中、おみやげを絞り込む人が続出するかもしれません。おみやげはいい文化だとは思うのですが、どうしてもお財布の中身と相談すれば、しわ寄せはここにきてしまうのではないでしょうか。

 今後のディズニーランドのビジネスモデルにも若干の修正を加える段階に来ているのかもしれませんね。


 そういえば、夢をあきらめ現実を直視する風潮の例として、宝くじの売り上げが減っているというニュースを最近見ました。しかし、非現実の夢物語はあきらめたとしても、日々の小さな夢を応援するビジネスは生活に潤いを与える分、今後も存続していくでしょう。その夢とは、例えばポイントサイトでクリックをしまくり、少しのお小遣いを得たり、懸賞に応募してささやかなグッズを手にするなど・・・。つまり、自分の運だのみで決まる夢よりも、自分の努力でかなう小さな夢・・・。ここをくすぐるマーケティングを企業も考えるべきでしょう。

 その関連で最近感心したのがハウス食品の「プレミアムナイトご招待キャンペーン」。CMにも起要している嵐とディズニーキャラクターのコラボショーに行ける権利がクイズに答えるか、商品のバーコードで当たるというものです。 こんなことならバーコード、ためとくんだったな(笑)・・・。

 さて、少しの努力でディズニーシーに行って嵐を見れるかを夢見て今頃バーコードチョキチョキしている人がたくさんいるでことしょう。しかしこのキャンペーン、ディズニーランドにとっても話題づくりの好機となることは間違いないでしょう。ここにヒントを得て、オリエンタルランドにはさらなる進化を遂げてほしいものです。