最善の最期 | *心のお守り工房mint385*

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癒しの森から、おくりものをお届けいたします。

それは言葉だったり写真だったり。
石やカードからのメッセージだったりします。

さて、あなたへの「おくりもの」はどんなモノになるでしょうか。

森の木陰で、ひと休みしていきませんか?


今日は朝から雪。雪。雪。


仕事から帰る頃には
真冬くらいの積雪になっていました。




根雪になるかしら?


明日は
もっと積もるのかしら。



真っ白な世界に。

こちらは先日のお散歩時間のもの。



***



“デスカンファレンス”
というものがあります。



看取り介護で亡くなられた方の

生前の暮らしや、思い出、ケアの中での「もっとこうしてあげられたら」という振り返りを

ケアに携わったスタッフで行います。


介護ヘルパー、訪問看護、デイサービス、ケアマネージャー、施設管理者、看取りの際の担当Dr など

それぞれの視点から、故人を振り返り思いを話します。



それぞれの立場で、出来ることをやりきってきましたが
「最期の時」は突然やって来ます。

やはり、それぞれの「やり残したこと」などの思いはありますね。

それでも、その“時”は
「ご本人が選んだ、一番よい時期に訪れる」と言われたDr の言葉が印象的で


今、振り返れば、やはり
「一番良いとき」だったのだと感じました。




介護福祉士としての仕事の中での、
「死」との境界線はとても薄く

常に「死」と隣り合わせなので


遭遇した時は
一瞬ウルウルする事はあっても、


涙を流すことはなくなりました。



「死」に対して免疫のない、デイサービススタッフは号泣されていましたが。


そういう、スタッフの心のケアのためにもあるカンファレンスです。


それぞれの思いを話し、
それぞれの中で心の整理をして

そのストーリーの幕を下ろすのだと感じました。





ご家族様のご希望通り、延命はせず
いつも通りのお部屋のなか、
ご家族様に見守られながらの「最期の時」でした。





後悔の無いよう
日々、最善を尽くしていこう

と思った
振り返りのカンファレンスでした。