私ってなんのために生きているんだろう、って思いませんか?私は思います。
友だちなのかもよくわからない人たちとごはんを食べて楽しくないわけではないのだけれど、でもその人たちの話を聞いていると、私ってなんなんだろうって思うのです。私が生きている意味はあるのだろうか、これから生きていくうえで、なにか楽しいことはあるのだろうか、と。
もちろん今の生活はとても幸せなものです。健康的で美味しいごはんを食べ、自分の感情に応じた音楽を聴き、鮮やかに彩られた洋服を見たり買ったり着るということは、生きている全ての人ができるわけではありません。だから私は本当に幸福な人間なのです。でも、私には何かが足りないのです。それが何なのかがわからない。
夜、通りから見えるマンションの部屋の明かりを見て思うのです。いったいこの部屋の奥にはどんな生活があるのだろう。この部屋にはどんな人が住んでいて、今は何をしているのだろうと。そこに住んでいる人と私の生活が交わることはほぼゼロに近い。もし交わることがあったとしても私は気づかないだろう。しかし、部屋の明かりを見るといつもそう考えてしまいます。
いろいろと人間や生活について考えていると、心の底の方で雲のようなものがもやもやするのです。そして最近一人で街を歩いていると、すれ違う人がみんな自分の悪口を言っているのではないかと思って苦しくなるのです。人の目を気にしてしまうことで、自分の中にある精神的な部分がおかしくなっている。なにもないのに悲しくなります。高校生のときにもこんなことはありました。自分ではなにもないと思っていても、どこかでなにかが起きているのかもしれない。でも私にはそれがわからないのです。以前は涙を流すことで情緒を安定させていた時期もあった。私はよくわからないものに苦しんでいるのです、そしてそれを話せる人間がいない。部屋の棚にいるサメのぬいぐるみと話すことができたらなあ、と思いました。