a2c@プライベートスタジオ作成日記
今年の4月に東京都から埼玉県某所へ引っ越しした、 という日記は以前はてなダイアリーの時にちょろっと書いたんですが、 ちゃんとしたスタジオ作成日記をずっと書けてなかったので 色々一息つけたここらで一発書いてみます。 注意:とても長いです。まずは新居について。 間取りは3LDK、うち1室が8帖の防音室になっており、 ベランダ側は2重サッシで、隣家に面する壁が厚くなってます。 持ち主さんはここにグランドピアノを2台無理矢理置いて ピアノ教室を開いていたとの事です。 分譲マンションの賃貸で、家賃は65000円、最寄り駅から徒歩5分、 東京23区内ではまず有り得ないスペックです(築年数が30年以上経っている為か安い)。 東京で借りてた1K 楽器可物件(家賃72000円、最寄り駅まで徒歩17分)よりも家賃安いんですよね。 さすが埼玉クオリティ。 将来埼玉に永住したいです。実家がある栃木も目と鼻の先だし。 23区内でも3LDKの楽器可物件を結構探しましたが、 これと同スペックだったら最低でも倍の値段でした。 (同居人がいる為、スタジオ用の部屋を含めて3部屋欲しかった) まぁ単純に都心への距離を犠牲にしてるわけですが、そこは割り切ってます。 頻繁に都心に出かけるわけではないですしね。 ではスタジオ作成本編へ。 入居前の部屋の映像。 壁が2面にサッシ戸も2面という結構変わった造りになってます。 サッシ戸は共に防音ガラスでできています。 まずは吸音材から。 22.5センチ四方の吸音材を320個ゲットしました。 これを一つ一つウレタン用の両面テープで壁に貼って行きます。 頑張れ俺! ちなみに吸音材では外部への音漏れを防ぐ事はできません。あくまでも部屋鳴りを減らす為の物です。接着剤を使わず両面テープな訳は、 壁紙を傷めにくいのと、やり直しが利くからです。 今回使う吸音材は1個1個が小さくて軽いので、 両面テープでも剥がれずしっかり貼れました。 テープでも何かの拍子で床を傷つけてしまう事もあるかもしれないので 床をしっかり養生しろと、 ハウスクリーニング屋である父親から忠告を受けて実行しました。 ちなみにこの時のBGMはミスチルのHOMEとシフクノオトだったみたいですw この2枚だと『ポケット・カスタネット』と『HERO』が大好きです。 吸音材が一通り貼り終わったところ。 合計320個あった吸音材もたった3個を残して全て壁に貼られました。 部屋の寸法測り間違いや吸音材の過不足が無くてよかった。 次は絨毯を敷く作業へ。 フローリング床だとそれだけで楽器やスピーカーから出る音を反射するので レコーディング(特にアコースティック楽器や声)やモニタリングをしやすくする為にも絨毯は必須でした。 厚さが1cm位あるもので、下階への遮音性も良いらしいです。 APOGEEの箱早く開けTEEEEE!!!! モノがごっちゃごちゃ。 引っ越し直後なのでまだエアキャップ包装したままです。 ちなみに今回利用した引っ越し業者は、 『RUN引越しサービス』という東京神奈川中心にの引っ越し屋さんです。 派手な広告などせず口コミで広まった引っ越し業者なので、 他の業者に比べて圧倒的に安いです。 あと出来るだけ引っ越しの経費を抑えたかったので 荷物の梱包や包装は業者に頼まず自前でやりました。 (もちろん身内にヘルパーは頼みましたがw) そしてこの時BGM代わりとして使っていたポータブルDVDプレイヤーには ガキの使いの「24時間耐久鬼ごっこ」が映し出されていますw 色々出来上がってきたので休憩しつつ 更にスタジオ完成への構想を寝る…じゃなくて練る。 Baronの座り心地が快適すぎて寝そうになります。 さすがに7年前に買って以来ずっと使ってた3000円のOAチェアとは次元が違います。元々こういった所謂ビジネスチェアは買うつもりが無かったのですが、色んな椅子を試座しているうちにたどり着いたのがBaronでした。最初はギターを弾くって事を踏まえて肘掛けが邪魔にならないものを探していたのですが、それだと選択肢が限られて且つその中であまり身体にフィットするものが見つかりませんでした。やはり年中ギターを弾いてるわけではないし、ずっと使っていたOAチェアでの疲労感等も踏まえて『長時間座っていても疲れない』という事を重要視し、Baronを選びました。結構値が張りますがこの快適な使用感はプライスレスです。Baronも一応肘掛けと座面を動かすとギターも問題なく弾けますが、レコーディング作業とかする場合は大体いつも1000円の折りたたみ椅子を使っていますw快適な椅子だと気持ちが引き締まらないというか、何となく気合いが入らない感じがするので。そして吸音材と絨毯の施工が終わったら、 後はスタジオ家具等の配置や機材の設置。 ここでMac Pro様の登場です。 綺麗すぎる。G5と並べた図。穴だらけ。 ちなみに、Macの下にはこんなモノを敷いてます。 Macの寸法を測って、それに合わせてDIYショップで 木材、キャスター、ドア用取っ手(?)を必要な分買いそろえて、 木材を黒の塗料スプレーで塗りつぶし乾かした後 キャスターと取っ手を取り付けた、Macの土台みたいなものです。 このボードを作ったお陰でMac本体の取り回しや配線が超スムーズです。 先日もメモリをMac Proに増設しましたが、 ケーブル類の抜き差しや本体の移動に全くストレスを感じませんでした。 左右のボードでキャスターの位置が微妙に違うのは仕様って事でw ちなみに左がG5用の試作型ですw そして、 スタジオ家具や機材の設置が終わり、 Mac Proも基本的な部分のセットアップも済んで、 ようやくスタジオらしくなった図がこちら。 色々マニアックですいません(何 足元にあるのはフットレストで、 ディスプレイへの目線の高さ、チェアの高さ等、 体に負担を掛けないポジションを作るのに一役買っています。 そして電源と照明。 照明はリモコン付きのスポットライト(白熱灯40w×4)をチョイスしたので電球型蛍光灯は使えず白熱灯は蛍光灯に比べて少々熱が出ますが、 不思議と制作意欲も湧きます。 この雰囲気は電球型蛍光灯の電球色では出せないモノですね。 ただ、パソコンのディスプレイを見るのには少々暗い為、 デスクライトを設置してディスプレイ周辺をサポートしています。 天井のスポットライトをオフってデスクライトのみオンでも 問題なく作業できる位明るいです(60w相当の明るさ)。電源はFURMANのPOWER FACTOR PROを利用しています。 この部屋は壁コンセントが2口しかないので、 電源の引き回しが大きな課題でした。 そのうちの1口にこれを挿して、 音楽系の機材の電源は全てここから引っ張ってます。 アウトプットが4系統あるので、 ギター方面、パソコン方面、MIDI / オーディオ機器ラック方面、鍵盤シンセ方面、 という風にやり繰りしています。 そしてギター関係。 ギター用のハンガーを買って、パーティションを有効活用しました。以前住んでいた部屋ではこのパーティションに服とかバッグとか色々引っ掛けてましたwレコーディング時のマイキングはいつもこんな感じです。 マイクはSHUREのSM57とRODEのNT5を1本ずつ立ててます。このスタジオになってからエレキのキャビからの録り音が格段に良くなりました。 POWER FACTOR PROの恩恵かもしれません。 2重サッシと静かな周囲の環境のお陰で騒音が殆ど無いので、 アコギもノイズを気にして無駄にオンマイクにする事も無くなり、 ギター本来の鳴りを収録できるようになりました。 ・・・ここへ来る以前は幹線道路沿いで年中車が走ってるような所で騒音が酷かったので、アコースティック楽器や声のレコーディングでかなり苦戦してました。Recボタンを押し、かなり良いテイクを残せそうな緊張感の中、あと1小節・・・!という瞬間にどこぞのイカした単車がドコドコドコ。チックショォォォ!!!!せっかく途中まで良い感じだったのに最後の部分にバイクの排気音入ってて使いモンになんねぇじゃねーかよバーロー!!!!・・・なんて事が日常茶飯事だったわけですw 理不尽。というわけでアコギのマイキングは大体こんな感じ。写真はRODEのK2ですが、SM57もよく使います。オーディオI/FがAPOGEE ensembleに替わったのも録り音の変化に大きく貢献しているかもしれません。Logic Proとensembleの組み合わせが最高すぎる。 こちらはおまけ画像。サイコガンダムとサイコmk2は我が家の守り神です。 ってなわけで無事にスタジオは完成しました。元々が防音室仕様とはいえ、築年数は30年以上で古いマンションなのでやはり大きな音(ギターアンプを鳴らす等)を出せばそれなりに外部に漏れます。が、周囲の方が理解のある方々で、交渉の結果夜9時までなら どんな大きな音を出しても構わないと言って下さっているので、 特にエレキギターを録る時等は時間に注意して(年配の方が多いので) スケジュールを立ててやっています。 下手に24時間楽器可だったりするといつでも作業ができてしまって 却って生活リズムにメリハリが無くなったり時間を無駄にしそうなので、 むしろ今の環境が良い制約になってるかなと思います。人間は昼型で動いた方が効率良く動けるというのもあるし。あと不動産屋さん曰く、「物件は巡り合わせ」だそうです。 この物件の存在を知るのが1日2日遅れていたら 確実に今ここに住んでいたのは僕ではなかったでしょう。 ちなみに、スタジオ名は『Mellow Jam Studio』です。 色々と手作り感のある素朴なスタジオになりましたが、これから沢山良い作品を生み出せるように頑張って行こうと思います。それから今MintJamはサイトリニューアルやメジャーデビューの告知等で展開がめまぐるしい感じですが、スタンスはこれまでと変わらず、MintJam名義の制作、自主制作、外注制作、他アーティスト様とのコラボ等、クリエイター集団として幅広い音楽制作活動をして行くつもりなのでどうぞよろしくお願いします!