朝9時。手術室に向かう。


息子はずっとずっと泣いてました。
もう、わかるよね。
怖いよね。



手術室に入り、ベッドに寝かせる。


ギャーギャー泣き続けてる息子。

ぎゅっと抱きしめることしかできない。


何も言葉がでない
涙をぐっとこらえて言葉をかけようとするけど、話そうとすると涙が出てくる。


一生懸命泣いてる息子。
頑張ってる息子。


言葉がでない。

しばらく経った後、


息子の腕はわたしの首をギュッ掴んでいて、首がまわらなったので、

ちょっと苦しいわーお母さん首回らんわー!と言うと、手術室の看護師さんが笑ってた。笑
 
その瞬間、いける!


涙がひっこんだ!



一呼吸おけて心が落ち着いたんかな。


そこからは息子に、頑張ってるね、えらいよー。
一緒にいるよ!お母さん待ってるからね!

と繰り返し声をかけることができた。


そして麻酔が入れられると、息子のすーっと力が抜けていった。


右手が上に上がって、まるでガッツポーズをしてるみたいになった。



おかあさん、ぼくがんばるよ!って言ってくれてるみたいで、一旦ひっこんでた涙がこぼれてしまった。


ほんとに強い息子や。
よく頑張ってる。


先生によろしくお願いしますって言って、部屋を出た。


涙がとまらんくて、看護士さんに声をかけてもらったけど、それでもまた涙。



いよいよ手術が始まった。


辛いのも怖いのもこれで終わり。




手術室前のエレベーターのところで待っているすんすんのもとに行き、部屋に戻って荷物をまとめて一旦病院を出て自宅に戻りました。


病院やと頭がいっぱいで落ち着かへんから。



洗濯をして干してちょっと座って。



この家にすんすんと二人でいるのは初めて。笑


特に話もなく、息子がいない家はぽっかり穴が空いたように暗かった。


わーわー大変やしイライラすることも多いけど、息子がいない生活はもう考えられへんくなってたんやね。



まだ手術は終わりません。



最初の診察の時は6時間って言われてたけど、昨日の説明では7時間になってた。



早く終わりますように。


早く息子を抱っこしたい。


手術の説明を受けました。


まず、造影剤をいれたレントゲンを見せてもらった。


造影剤が入って白く写ってるのは神経がある場所。



おぉ。真っ白やん。



神経がない部分は肛門入り口のほんとに直腸の部分の短い範囲でした。



よかった。



と思ったのもつかの間。




S状結腸が普通の子よりも長い。
S状結腸が普通の子よりも太い。




これは、放っておくべきではない。



長さは、どうやら生まれつきみたいです。
が、太さは、今までうんちが溜まって排便するって感じやったからか、溜まりすぎたのか太くなってしまったみたい。


結果、S状結腸は神経はあるけど切除したほうがいいと。


幸い長いので、少しは残るのかな?


手術では、下行結腸と肛門をつなげるのだそう。



ショックでした。
切除の部分は少しだけやと思ってたから、まさかS状結腸がなくなるなんて。


生活に支障がないか聞いたところ、普通の子よりも下痢になりやすいみたい。腸炎とかになると。


排便機能に問題は起こらないと。



が、ヒルシュスプルングの戦いはこれで終わりではなく、普通の子よりも排便機能が弱いので、うんちをコントロールするのに時間がかかると。

排便ができるようになっても、自分でコントロールできるようになるのは小学校高学年、中学生になってからなんだと。



つまり、お腹が痛くなったりしたら、学校で漏らしてしまうかもしれないということ。

自分の体が、みんなと違うんだ。と理解して意識するようになるまで、コントロールは難しいみたい。
みんなと違う。どうしたらいいのかな?と考えるようになって、やっと自分でうんちをコントロールできるようになるんだって。



そうか。
もしかしたら学校で嫌な思いをするかもしれない。



みんなと一緒じゃなくていい。
ゆっくりでいい。


そう思うけど、やっぱり傷つくやろなぁ。
悩むやろなぁ。


母は全力で支えるからね!
いっぱいパンツ買ってあげるからね!
一人で悩まないでね!


手術後は集中治療室に入るので、しばらくは付き添いできなくなりました。


息子と離れ離れに寝るのは新生児以来。


不安すぎる。私が。笑


寝れるかな。私が。笑


もちろん息子も私以外の寝かしつけで寝たことないし、ちゃんと寝れるかな?と思ったけど、術後は痛み止めと鎮静剤でウトウト状態が続くらしいので、寝てくれるかな。


お腹とお尻にドレーンを入れたまましばらく過ごすそうで。


お腹のドレーンは抜いたあと縫わないそうです。


びっくり。


自然に閉じるんだって。


手術はお腹からとお尻から。


腹腔鏡でおへそとお腹を4箇所5mmほど切ってそこから銚子とカメラで手術するそうです。


すごいね。



縫い合わせるのはお尻から。



なんだか、すごい手術です。


不安もあるけど、わたしの気持ちは直で息子に伝わるので、明日は笑顔で送り出してあげたい。


頑張ろうね。

今日は朝から昨日飲めなかったマグコロール(アクエリっぽいやつ)をリベンジ。
先生からりんごジュースに混ぜてもいいよという指示をもらい、混ぜてみる。




一気飲み。





こんなときのりんごジュースです。


りんごジュースは普段あげてないので、さぞかしおいしかったでしょう。笑



飲み終わったら、大好きなプレイルームに。。。



大泣き。


え?
昨日あれだけプレイルームで遊びましたやん。
お部屋帰りたくないって泣きましたやん。


今日は違うかったみたいです。


一度も入ってくれなかった。


じゃあ何をして過ごしたかって?


徘徊。


ザ・徘徊。


小児病棟中を抱っこでぐるぐるまわる。



かーさんは腰が痛いぞよ。


絶食中なので食事はなし。

みんなが食事中、部屋にいるの辛いやろうからって看護士さんがせっかく特別に時間外にプレイルームあけてくれたのに、それでも行かず。笑

10時にまた洗腸。


離れる時大泣き。


泣き声はどこまでも響いてた。


でも、戻ってくるときは泣かずに看護士さんに抱っこされてた。


様子を聞くと、泣きながらもかけてくれてたDVD、早送りして!と指示したり、ドアを指差して帰る!アピールをしていたそうな。笑


早送りの指示、あたしもいつもされるから、遥琉らしいなとおもた。笑


帰ってきたらまた徘徊。



そんなこんなでお昼が過ぎ、今度は13時から造影剤を入れてレントゲンを撮りながらの洗腸。


久々に病棟外のエレベーターで外来まで降りたからめっちゃ喜んでた。
  


検査は大泣きやったけど。



ここでもDVD早送り指示はしたらしいです。
あと、ゆったりな歌は飛ばせ!とも指示したらしいです。笑

目に浮かぶわ。笑


そしてシャワーを浴びて、16時から点滴を入れる処置と採血。


こちらも大泣き。 



それが終わるとまた17時から最後の洗腸。




もう腸はほぼからっぽになったそうです。



本当によく頑張った。
えらい。
誇らしい。



明日に向けて体の準備は整ったね。

夜、すんすんと一緒に手術の説明を受けました。


そのことは次に。