大学受験にせよ、中学受験にせよ、得意科目を伸ばすことと、苦手科目の対策をすることはいずれも大切だ。


特に後者、苦手科目は、いきなり得意になるのは難しいので、いかに失点を防ぐか、つまり「合格者平均等のボーダーとの差を埋めるか」であったり、「ある程度の時間をかけて、人並みアンダー10点以内のレベルにさえ持っていけば、他科目との総合点で勝てる」みたいな、なんと言うか、コストパフォーマンスみたいな考え方が必要になる。


まあ、受験生のとき、コストパフォーマンスみたいな言葉は使ってなかったけど(笑)


「得意なことを伸ばし、苦手なことを克服する」ようなことは、ビジネスシーンでもよく出てくるし、なんなら、この年齢になっても、意識することがある。


特に、部門・部署異動や、役職・役割の変化で、急に苦手なことをやらなければいけない時が来たりする。


私にとっては、例えば、人前で話すときに、ユーモアを入れることがすこぶる苦手だった。

硬い話ならいくらでもできたが、笑いを取ることが出来なかった。それがコンプレックスだったりもした。


しかし、あるとき気づいた。

苦手なのは、元々ユーモアのセンスがないからではなく、ユーモアのスキルを身に着けようと努力してないからだと。


部門と役職が変わり、人前で話す機会が急激に増えた年があった。一念発起、まずは、話すときは必ず1回以上は笑いを取るということを自己ノルマとし、事前に自分用のシナリオを書く時間があるときはユーモアがある表現、ネタ、言い回しなどをとことん練るようにした。


半年ほどすると、効果が出てきた。

話す前から、周囲より、ユーモアを私に期待するという雰囲気、つまり、今日はどんな面白いネタがあるのかという期待を感じるようになった。

期待する人たちは笑顔で、私が話し出すのを待ってくれるので、私も余裕とユーモアな雰囲気でスタートできるようになった。

苦手を克服した瞬間だった。

今では、ビジネス上の有効な武器となっている。


しかし、今でも、決して自分をネアカだとは思わない。むしろ、その逆であり、ユーモアはスキルとして身に着けたものと思っている。


他に、最近の苦手対策といえば、ゴルフかな。

これも、苦手というか好きでなく、必要に迫られないので背を向けていたが、ある年、急に必要に迫られた。

慌てて、レッスンについたり色々始めた。

なかなか結果が出なかったが、あるとき急に成果になった。レッスンの先生によると、ゴルフは練習の結果はすぐに出ず、3〜4ヶ月後にでることが多いらしい。

なんか、「夏休みの受験勉強の結果は、9月模試では出ない」に似ているな(笑)


さいごに、街ぶらり。

靖国神社、からの境内カフェのテラス席でのランチ、

からの北の丸公園の江戸城時代の門。

写真は撮れなかったが、靖国神社の奥にある博物館は、とても見ごたえがあった。