勝手に「デッキ・EXデッキのモンスターは炎属性しか使わない」というスタイルでマスターデュエルをプレイしています。
どうしても他属性が必要な時にはトークンや罠モンスターを使うのですが、そこでお世話になるのが「バージェストマ」罠カード。
脳内の整理を兼ねて「バージェストマ」罠カードを見ていきます。
ちなみに「バージェストマ」モンスターには水属性・水族のランク2とリンク2がいます。
●「バージェストマ」罠カードは、いずれも通常罠で、以下の共通効果を持つ
『②:罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。』
●バージェストマ・オレノイデス
①:フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
通常罠版の「サイクロン」。
魔法・罠カードであれば裏表を問わない。永続魔法やフィールド魔法を不発にしたり、「エンドサイク」もできる。
「無限泡影」を破壊することで「このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。」を防ぐこともできる。
●バージェストマ・ハルキゲニア
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで半分になる。
・守備力も半分にする罠版「収縮」。
「元々の」ではなく適用時の数値を半分にする。
「対象にできない」や「効果を受けない」モンスターには無力なのが難点。
守備力も半分にするのは「超重武者」のようなデッキに役に立つかもしれない。
●バージェストマ・カナディア
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
・相手モンスター限定の罠版「月の書」。
自分モンスターには使えないが、それを差し引いても便利。
●バージェストマ・ピカイア
①:手札から「バージェストマ」カード1枚を捨てる。その後、自分はデッキから2枚ドローする。
・「バージェストマ」を捨てて行う手札効果。
2:2交換のドローは優秀だが、デッキの「バージェストマ」を多めにしたり、②の共通効果を意識するなど、「バージェストマ」デッキとして使うことになる。
無理なく共存できれば良いが、そうでないなら優先度は低い。
●バージェストマ・エルドニア
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで500アップする。
・ターンの間、表側モンスターの攻守500アップする「援軍」と「城壁」を1枚にしたようなカード。
攻撃力と守備力を共に500アップさせるカードは意外と珍しい。
攻撃力が僅差のモンスター同士の戦闘を有利にするのが主な役割だろう。
「表側表示モンスター」という指定だが、ダメージ計算前に発動できるので、裏側守備表示モンスターの戦闘の補助には問題ない。
●バージェストマ・ディノミスクス
①:フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。自分の手札を1枚選んで捨て、対象のカードを除外する。
・手札1枚を捨て、表側なら種類を問わず対象として除外する調整版「因果切断」。
手札を捨てるのが効果というのもポイント。
「バージェストマ」罠の中では抜群の汎用性を持つが、2:1交換なのが難点。
●バージェストマ・マーレラ
①:デッキから罠カード1枚を墓地へ送る。
・罠カードに限定された「おろかな副葬」。墓地で効果の発動ができる罠を送ったり、墓地の罠カードを回収する効果と合わせたい。
墓地から発動できる「ブレイズ・キャノン・マガジン」や墓地の魔法・罠を回収できる「転生炎獣サンライトウルフ」とコンボになる。
●バージェストマ・レアンコイリア
①:除外されている自分または相手のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地に戻す。
・調整された「異次元からの埋葬」。墓地に戻す枚数が1枚になった代わりに魔法・罠も戻せる。
あまり妨害としては機能せず、モンスターのみを戻すなら「異次元からの埋葬」の方が良いので、魔法・罠を除外から墓地に戻す目的で使いたい。
「ヴォルカニック」デッキなら除外した「ブレイズ・キャノン・マガジン」を墓地に戻すことができ、「ヴォルカニック・カウンター」を戻すことも狙える。
また、裏側で除外されたカードも墓地に戻せるのは「異次元からの埋葬」にはない利点。「強欲で貪欲な壺」による除外も利用できる。