魔法カードの役割である「カードの破壊」と儀式サポートの観点から「契約の遂行」を試してみた


結果を言えば事故率が上がった

「契約の遂行」を使うなら最初から必要なレベルのモンスターを用意した方が良いだろう。


ちなみに「伝説の爆炎使い」と「灼熱の試練」を使った。


儀式召喚は儀式魔法とレベル分のリリースするモンスターを揃えて、手札の儀式モンスターを特殊召喚する。


「契約の遂行」は確かにリリースするモンスターのレベルを調整し、装備モンスターがリリースされることで墓地に送られると、相手フィールドのモンスター1体を対象として破壊する効果を持つ


理論上では1:1交換で悪くないのだが、儀式魔法、リリースするモンスター、手札の儀式モンスター、「契約の遂行」の計4枚を揃えなければならないので、むしろ儀式召喚の難易度が上がった


付け加えるなら「相手モンスター」を「対象として破壊」なのもイマイチだ。「対象にならず、効果で破壊されない」モンスターを対処できれば評価も違っただろう


総じて儀式召喚は手札のレベル5以上のモンスターの利用に向いているといえる。「伝説の爆炎使い」ならレベル7以上を採用したい。


「契約の履行」もレベル変動効果を使わずに、フィールドのモンスターをリリースする儀式デッキなら間に挟むことで除去が狙える。

しかしその使い方なら「サンダー・ボルト」や「地砕き」があり、装備魔法でも「対象にならず、効果で破壊されない」対策になる「月鏡の盾」がある


必然としてレベル変動効果を活かすことを考える事になる。


「ネフティス」では「祀り手」に装備し手札の「蒼凰神」を見せて「ネフティスの儀式」をすることで2枚の破壊を狙える。


同様にレベルの異なる儀式モンスターを扱うデッキなら活躍できるかもしれない。


「影霊衣」ではレベル7以上の儀式モンスターには「レベル◯以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない」という召喚条件があるのでむしろ相性が悪い。


「デミスルイン」デッキだと類似したレベル変動効果と「対象としない破壊」ができるフィールド魔法「ブレイク・オブ・ザ・ワールド」があるが、相性そのものは悪くない。


逆に言えば「契約の遂行」は装備魔法版の使い切り「ブレイク・オブ・ザ・ワールド」とも言える。


「ヌーベルズ」では「バグリエル」などは「ヌーベルズ」モンスターの効果で特殊召喚した場合に追加効果を持ち、レベル1〜4の儀式モンスターも「対象になった時」の効果なので、「契約の遂行」が装備される前に対象がリリースされる状況がありうるので、相性が良いとは言いにくい。