こんにちは!
全国どこでも受講できる通信お菓子教室を準備中の
みのすけのブログにお越しいただきありがとうございます。
さて、反響がありがたくもたくさんあった蜂蜜かすてらプリンケーキですが、
これです↓

ちなみにレシピはこちらから
インスタでこんな質問いただきました。
「使われているプリンカップ耐熱130℃までなんですけど、焼成温度160℃ですよね?大丈夫ですか?」
・・・・・・・
・・・・どうだろ汗(すみません)
耐熱って書いてあるし変形もなかったので、
湯せんもしてあるし生地もなみなみ入っているので
たいして気にもせず(しかも同じカップを洗って何度も試作に)
使ってました!
あかーん!
みてくれる方を不安にさせるなど言語道断!
これは業者さんに質問&自分で検証事案だ!取り急ぎ!
そこで早速データを取ることにしました。
使う道具はレーザー式温度計。(プリンのレシピにもタグ付けしてます)
赤外線で温度を瞬時に正確に測ってくれるので、
今回の検証にぴったり!
早速計ってみます。
まずは焼成前のプリンカップ温度。

57.0。湯せんで少し温まったんでしょうか。
160℃に余熱した庫内温度も計ってみましょう。

178.9!けっこう高い!(まあ壁面にレーザーが当たっているからかもしれないですが)
ちなみにオーブン用温度計は170℃を指していましたよ!

そこから160℃の設定オーブンで、40分焼成…
ドキドキ…
焼けた直後にレーザーで温度を何回か計ってみると…


うーん、一番高い温度で125.9℃!セーフです。
かすてらを流さないで容器が加熱されたらどうなるかの実験もしたのですが、そちらも特に熱による変形も見られませんでした。
美味しそうに焼けました

と、ここまでは個人の検証での結果ですが、
それだけだと不安ですのでコッタさん(資材購入先)に電話で問い合わせたところ、
変形などがなければ特に問題ない、と。湯せんで焼いても大丈夫ですとお返事いただきました。
良かった!ほっ
今回のレシピ通りで作るとこのカップの耐熱性は維持されるようですが
焼成オーブンの設定温度と庫内温度の違いや、焼成時間(130度以上で何時間も焼くとか)によっては変形がないとも言い切れないので、
必ずレシピの温度や湯煎の量などを守って作ってみてください。
お騒がせしました!よろしくお願いいたします
そしてレーザー温度計、ちょっとお高いけど本格的にお菓子作りを楽しみたい方はぜひぜひ手にいれてください。(私が使っているのは1万円以内です)
温度計を生地に入れなくても瞬時に温度が計れるから衛生的ですし、上昇を待って温度を測る必要がありません。
アングレーズソースとか、グラサージュとか作るときなど数え切れませんが色んなお菓子を作るときの心強い相棒です
そして今回の質問はこれがないと答えられなかった 涙
質問していただいた方、本当にありがとうございました。
私ももっとレシピを詰めないといけないです反省!
…レーザー温度計といえば、一つ思い出が。
製菓学校で助手していたとき、コッタさんのライブ配信にもよく登場されている和泉シェフの特別授業のアシスタントをさせていただけたことがあるんですけど、
その時和泉シェフが、レーザー温度計をすごくすすめられていて。
自分のお店のパティシエには、ちょっと自分の欲しい化粧品とか服とか我慢してでも1個持っておくと役に立つよって伝えてる、と、いうのを傍らで聞いてまして、
その授業が終わったら買いに行きました笑。(ミーハー)
でも、本当にお菓子作りで温度管理は大切。
正確に温度を知ることで、プロのお菓子の状態に近づけるなら、
本当にもっていて損はないですよね。
昔の職人さんの状態を目で覚えろ、体で覚えろ!も、確かにとっっても大切ですが、(温度計だけとにらめっこしてもうまくいかないこともありますから)
それに温度管理など数字の理論の裏付けもプラスされたら
もう鬼に金棒な気が…なんでもつくれそう
そんなレシピや教室を発信したーい!と思いながら
日々頑張っております(の、くせに今回は汗)
…今回のことは大変勉強になりました!
本当にありがとうございました!精進します!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました