minoriyukaのブログ

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趣味の部屋。。。

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久々の投稿。
最近、好きな小説を改めて読み返すのにはまっておりました。

こちら、Nのために
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大好きな作品。湊かなえさん作。
何度も読める。
めっちゃネタバレしてますので、悪しからず。。


杉下と安藤の想いが切ない。
「罪の共有」が究極の愛として、誰もがみんな大切な人のために動いたり、隠したり、嘘をついたり。
起きた事件が最初に出て来て、それぞれの供述から、現在、過去を思い出しながらそれぞれの視点で事実が明らかになっていく。
同じ時のことでも、それぞれの想いや、解釈の仕方が違ったりですれ違っている。
人間関係ってそういうものかも。
そこにもどかしさや、切なさがある。

それぞれにとってのNは、、、
杉下希美…高校生の時の放火事件は成瀬が放火したと思っていたからこそ、成瀬のために警察にも嘘をつき、奨学金の申請書を渡すために会っていたと口実を作り、それ以降はかばったと思われないために成瀬から離れた。
そして奨学金を使って東京に出て欲しくてそういうことをした。
野原のじいさんのために野バラ荘を守るため、みどりビルのオーナーの息子夫婦に、それを安藤には伝えずに安藤のために近づいた。
野口夫妻の殺人事件の時は、西崎さんのために奈央子脱出作戦を成瀬も一緒に決行し、しかし安藤の僻地行きを阻止するためにその計画を台無しにして野口を書斎から出した。
そして安藤のために脱出作戦にも、みどりビル売却問題にも安藤を入れず、実行した。
安藤のために外側のチェーンのことを警察に話さなかった?

成瀬慎司…高校生の時に受けた恩と後ろめたさと、杉下を好きな気持ちから、杉下のために奈央子脱出作戦にのり、その後の供述も守った。

西崎真人…野原のじいさんのために野バラ荘を守った。奈央子のために脱出作戦を考え、実行しようとした。
しかし野口奈央子は連れ出して欲しかったのは杉下だと言い、野口貴弘から杉下を離れさせるために使っただけだった。
奈央子にとってのNは、西崎ではなくやはり野口氏だった。
しかし、奈緒子は好きであるが故に野口を結果殺し、自殺までしてしまった。西崎は奈緒子を殺人犯にしない為に、野口殺しの罪を背負った。


安藤望…杉下と育った故郷が似ていて、そして同じ「のぞみ」という名前で親近感を覚え、次第に杉下に心惹かれていく。
文にこそ好きとか、愛しているとかそういう言葉は出てこないが、完全に気にかけている。
印象的なのは、杉下のためにゴンドラに乗せてあげるシーン。
章節は分かれているけど、双方のお互いへの気持ちが切ない。お互いがお互いのことを思っているけど、違う方を向いているような。。
ここで感じた事が、後の結果に影響していると私は思いました。

ドラマでは安藤は10年後に杉下にプロポーズしてフラれているけど、これもNのために、安藤のために杉下は振ったというところでしょうが、、、なぜか杉下は成瀬と一緒になる、、、というところで終わっている。。。
なぜか、ね。。。

小説では杉下と西崎もくっつきそうでくっつかないところも出ている。。
同じ匂いがするのと、西崎には奈緒子しか見えていない。
2人で寝っ転がっているシーンも結構好きです。

とにかく、徐々に明らかになっていく事件の真相、それぞれの過去、現在、そしてそれぞれの想いが切ないけど少し心温まる様に読み進められる小説です!!

ドラマもまたそれぞれのNとは、、、という形で、小説には出てこない刑事が5年前の放火事件
と今回の野口夫妻の事件と絡めて真相に迫ってくる。
やはりドラマには語り手が必要でしたね。
素敵でした。
この刑事、、流星の絆を彷彿とさせました。。
ドラマでも1話から泣きました。

私は榮倉奈々さんと賀来賢人さんの結婚、妊娠が嬉しくてしょうがない。
このドラマも小説も大好きな作品、大好きなキャラクターなので、、、
やっぱり安藤選んだかー!と。。笑
末永くお幸せに。。。

そしてまたまた、今度は湊かなえさん作リバースがドラマ化。
こちらも小説には出てこない刑事がいるみたいで、、、しかもNのためにのドラマを作ったスタッフがまたいらっしゃるという事で、、、こちらも楽しみです。
(でも先に小説を読んでしまったので、リバースはドラマ全部終わってからゆっくり見ようと思います。)