双子妊娠で一気に3人の母ちゃんになることに…
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前回からの続き…

手術後、しばらく意識がなく、眠りから覚めたのは重症個室の中だった。2時間ほど経っていた様子。
うっすら目を開けると、左手に旦那さん、右手に実母がどちらも私の手を握って立っていた。
お腹を押される痛み、麻酔の効果がなくなった傷の痛みがひどく、「痛〜い、痛〜い」と朦朧とする中言い続けていた。痛みを感じるので意識は戻っているが、まだハッキリ覚めない感じで、目も十分に開けられない状態。
痛み止めの注射を右腕に打ってもらったがなかなか効かない。1時間おきに子宮の戻りを確認するためお腹を押され、出血量を見られる。

旦那さんが長女を保育所まで迎えに行き、病院に戻ってきてくれた。長女とはまる2週間ぶりの再会。感動的とは決して言えない、長女にとっては衝撃の姿だったかも知れない。なかなか私を直視できず、旦那さんにしがみつく始末。辛うじて手は握れたが、すぐ離された。そらそうだ。

そうしているうちに面会時間終了が近づき、翌日も仕事、保育所がそれぞれあるから帰宅することに。双子のNICU入院についての説明があるとのことで、旦那さんだけNICUへ。実母に長女を連れ帰ってもらった。

そこから、長い長い夜が始まる。

1時間おきのお腹押しの激痛に耐え、痛み止めの点滴を入れてもらえた。驚くことに痛みが和らいだ。メールを打てるまでになった。
でもそれも長くは続かなかった。深夜、痛みがキツくなったため、座薬を入れてもらう。しばらくすると和らいだが、点滴ほどは効かないようだ。
手術後6時間がたち、ようやく水分補給ができるようになる。でも、助産師さんに飲ませてもらわないと飲めない。両手は点滴がつながり、両足はフットポンプで固定され、尿道カテーテルが入っているため寝たきり状態。
幸いなのは、双子がお腹から出たお陰で仰向けフラットで寝られたことか。
いつになく長い夜だった。

旦那さんがNICUでの説明を聞き終え、簡単に双子の様子を伝えてくれた。2人とも体重が2000gほどしかないこと、呼吸が自身で十分にできないこと、週数が正期産を満たしてないことなどから保育器で様子を見てもらっている。上の男の子の方が状態が良くなく、酸素を多く入れてもらっている。下の女の子はそこまでではないとのこと。
なんとか、回復してくれることを祈るしかない。