結果的に仕事にはつながらなかったけど・・・
旧知の友人から介護の相談がありました。
聞けば父が退院してきたはいいが、介護保険に関する書類を渡されただけで一人暮らしの父は何もしていなかったとのこと。
「とりあえず介護申請をしたが何をしていいかわからない」
「早く何か頼みたい」
「〇〇に連絡したが数日折り返しの連絡がない」
と切迫したような感じの内容でした。
翌日(要支援の可能性もあるので一応然るべきところに連絡を入れた上でこちらで動くことで了解頂き)お父さんに会いに行きました。
私が子供の頃から知っているお父さんでしたが、大人になってからは会うことはほとんどなく時々自転車に乗っているのを見かける程度でした。
病気はかなり進行しているとのことで酸素も付けており、かなりの量を流していました。ただ状況をみると思ったよりはお父さんもしっかりしており、ある程度自分でやれている感じだったので早めにサービスを入れればすぐに整うと思いましたが、いかんせん介護度がどのくらいになるか・・・というところで一番軽い介護度前提で話を進めました。
お風呂も家で入れればそれでよいが、家のお風呂に入れないとなるとデイを頼むか・・・という話になり、ただまだ寒い時期だったこともありお父さん的には家のお風呂を希望しました。
なので翌日自宅のお風呂に入ってみようということになりました。
ヘルパーさんは当然間に合わなかったのでいつでも介助できる体制でスタンバイして私が立ち会いました。
結果、ヘルパーさんに手伝って頂ければ問題なく自宅で入浴できると判断し、その他細かい調整はヘルパーさんに来てもらってからということで、その二日後にヘルパーさんとサービス内容の調整をおこない、翌日認定調査があったのでその次の日にお風呂に入る手配をしました。
しかしヘルパーさんが入ろうという朝に呼吸苦があり救急搬送されました。
入院したもののご家族もまた一時的な入院かと思っていたくらいしっかりされていたようでしたが、その翌日息を引き取りました。
まさかの展開で、しかもこれからというところでの急な幕引きでした。
息子さんも介護が必要になりながらもその状況を前向きにとらえ、介護サービス使えば家で過ごせるんだからといろいろ準備をし、また楽しみをみつけながら自宅で暮らしていってもらいたいと考えていた矢先だっただけにショックは大きかったです。
ご本人もヘルパーさんに来てもらっての家でのお風呂を楽しみにしていたそうです。
家の風呂に入る…普通にそれをしている我々からしたら当たり前のようなことだけど、それができなくなった時、今までできていたことができなくなった時、その気持ちも受け止めて私たちはそのお手伝いをしなくてはならないと思います。
人の支援を受けながらも、その希望に沿う暮らしができるなら、それもまた幸せな事だし、私たちの仕事の重要さを理解してもらえると思います。
ただ制度改正のたびに「暮らしを支える」という部分が色々な形で削られているような気さえします。
もしかしたらもはや介護保険は暮らしや生活を支えるための制度ではないのかもしれません。
でもそこに支援を必要とする人がいる限り、我々はあきらめたらいけないと思うのです。
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