入院中の事で思い出した事を
書きとめて おこうと思います。

手術前の事はよく覚えていますが
術後はうる覚えだったり、
記憶にない事が多いです。

まず、術後すぐは これから手術なのか
おわった後なのか、今 何日なのか
手術が何日で何曜日だったのか…

記憶が曖昧で混乱していました。

とにかく 身体が自由に動かずに
痰が上がってきて 吐き出す…
上手く吐き出せずに 吸引してもらう。
を繰り返していました。
唾を飲み込む事も出来なかったので
ティッシュは一日1箱は使っていました。

勿論 身体を動かせないので
看護師さん 二人がかりで
身体の向きを変えてもらいました。
床ずれ防止のため。

身体の向きを変えることも
気合いが 必要です

向きを変えると 必ず 吐きました。
頭が動くと吐いちゃうようです。

人は対応能力があるので
そんな状況をツライと思わず
それが普通だと感じていました。
ツライとか感じる余裕がなかったのかも
しれません

吐きまくりです。
頭が上手く動かせない状況で吐くので
髪の毛がカビカピになっていたそうです。
看護師さんにかわいそうに…
髪の毛洗ってあげたいわ。
と言われていましたが
はーそうですか…カピカピなんですね。
というだけで それ以上会話するのも
困難でした。


毎日 名前と生年月日、ここはどこですか?何月何日ですか?
ここは何市ですか?何地方ですか?
などと沢山質問されました。
声を出すのが辛かったので
答えるのも 声を振り絞る感じでした

身体を全身毎日拭いてもらい、
おすそもお湯をかけられて
拭かれるという…
とても恥ずかしい状態でした。

看護師さんに恥ずかしいと
何度かつぶやきました。

意識がはっきりした頃 初めて
お風呂に入れてもらいました。

ベッドから3から4人がかりで
お風呂用のベッドに移されて
裸にバスタオル一枚かけた状態で
リフトのお風呂まで移動です。

そして二人の方に 洗って貰ったり、
お湯をかけてもらったり…
この頃には 看護師さんに裸を見られても
気にならなくなった…というか
開き直るようになりました。

歯磨きも口に入れたうがいの水を上手く
吐き出すのも困難でした。
もっと言えば 歯磨きをするのも
大変でした。

そのころの私は とにかく
歩いてトイレに行きたい
歯磨きをベッドの上じゃなくて
洗面所でやりたい‼︎

そんな思いが強かったです。

リハビリはかなり無理していました。
先生にやってみますか?
と言われたことは 必ず
やります 出来ます
と答えていました。

頑張ったおかげで 身体を動かす
リハビリは順調に進みました。

階段の上り下りは脈拍150を超えるほど
で疲れましたが
今では手すりに捕まらなくても
自宅の階段を上り下り出来るようになりました。
ちなみにうちは4階だての4階です

それと手術後のことだと思いますが
何度も同じ状況を繰り返すんです。
デジャヴってやつ

この看護師さんと同じ会話した。
こうなって…こうなって…
同じことが4回も5回も繰り返されました。
苦しくてものすごく長い時間に思われた
記憶だけはデジャヴで繰り返しません様に…と願いました。
おかげさまで その部分に関しては
デジャヴしませんでした

何が今 現在のことなのか
わからない日々が続きました。

20日に手術が終わって4日後の
23日から記憶がはっきりしましたが
この時 複視があることに気づきました。
横にタブって見えるのではなくて
立てに大きく複視がありました。

2・3日後に複視が自然と治っている
ことに 気づきました。

人間の生命力・回復しようとする力
って すごいなと 思いました

人間って素晴らしいです

ふっと 入院中のことを 思い出したので
書きとめてみました



Candyからの投稿