東京都知事選の結果が出たようだ。恐らくは鳥越氏,鳥越氏が落ちる場合でも増田氏が受かるだろうと思ったが,小池が当選するという最悪の結果に終わった。
 一体,小池の何を支持するというのか。政策で候補者を見ることができず,ただイメージや雰囲気だけで熱狂し候補者を選ぶような,危機感の足らないバカの多さがまたもや浮き彫りとなった。
 日本会議に属し,朝鮮学校への補助金再開を拒み,思想も安倍と近しい。まさにネトウヨ議員というか,ナチズム議員ではないか!奴の「ゆりこグリーン」や「悲劇のヒロイン」なる戦術は,敵ながら見事であったが,それに乗せられるバカの多さには絶望せざる得ない。
 野党の責任も大きい。特に民進都連の「松原仁」なる発狂した蛆虫の如き右翼野郎が,宇都宮氏の統一候補化を執拗に拒み続けたことは万死に値する。奴らは自らの右翼思想を満たすために,都民を生贄にしたのである。
 そもそも松原や同調者は,小池の当選を最初から願っていたに違いない。松原の思想は安倍と同一なのだから。
 岡田克也の罪も重い。奴は自民と何ら変わらぬ右翼であって,市民の味方らしさがまるでない。都知事選の最中に次期代表選不出馬を表明したそうだが,やっと自らの無能を自覚したのだろうか。
 だが朗報もある。無知なネトウヨから「3位に入る!」とか,あるいは「小池と拮抗する!」などと荒唐無稽な予測をされていた桜井誠が,わずか10万票あまりに終わり,4位で落選が決定したのだ。
 田母神は石原慎太郎の後援を受け,固定的な支持基盤もあったのに対し,単なる下品なヘイト豚に過ぎぬ桜井誠が躍進するワケもないのだが,ネトウヨにはそんなことも分からないようだ。案の定,多くのネトウヨが「思ったより伸びなかった...」と言い,絶望しているのは面白い。
 さて,大きな得票数を得て当選した小池百合子に言いたい。調子に乗らず,民意を恐れよ。民意は決して小池の極右的政策を支持したワケではないのに違いない。都民が求めるのは貧困の解消や待機児童問題の解決,ブラック雇用の改善や最低賃金の引き上げ,あるいは男尊女卑問題の解決,また朝鮮学校に対する弾圧の即時停止である。
 それらを鑑みず,狂った極右的政策ばかり進めるようでは,小池の都政はすぐに崩壊を迎えるだろう。まぁ,カネに汚い小池のことだ。必ずやスキャンダルを出すはず,それを報じる良心が,各メディアに残っていることを祈りたい。



小池に告ぐ
東京を壊すな