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 ついに発表!α-Sweet DIGITAL


 個人的にはもう少し早く発表されるかと思っていたのだが、α-7DIGITALから半年以上待たされての発表だ。発売は8月下旬。


 さて、このα-Sweet DIGITAL、昨年の記事の予想に近い仕様で登場した。具体的にはα-7DIGITALの基本性能を踏襲しつつ、プラ外装やファインダー等でコストダウンを図っている。
 ASはKミノルタとしては必須の装備ながらもコストの関係で搭載を心配していたが、このクラスにASが採用されたのは他社にはない大きなアドバンテージといえる。実際、ASの搭載がなければα-SweetDIGITALの魅力は半減していただろう。


 驚いたのは、ASのみならず背面液晶もα-7DIGITAL同様、2.5型の大型液晶を採用していることだ。更に、外装のコストダウン行いながらも、湿式グリップの採用、ダイヤルやレリーズボタンに金属を使用するなど、質感にもこだわっているところは評価できる。

 また、デザイン面でも、α-7DIGITALで不評であったボディとダイヤルの傾きは随分改善され、内臓フラッシュ使用時にメーカーロゴまでポップアップし非常に格好悪かった部分も解消している。正直、α-7DIGITALでフィードバックされたであろう、こういった細かい部分まで改良してくるとは、個人的にはKミノルタ開発陣の心意気を感じることができ、ユーザーとしてとても嬉しい。


 発売価格は9万円台からだと思うが、ASをや大型液晶を搭載していることによって先行他社の入門機にも十分対抗できる内容だと個人的には評価している。
 昔、銀塩のEOSKissが入門クラスのカメラで一人勝ちしていた時期に、ミノルタが満を持してSweetを発売したときのことを思い出す。実機を触れるのが楽しみだ。