α-7DIGITALの購入者で、α-9のユーザーも多いのではないだろうか。しかし、α-9とα-7DIGITALのグリップ部の素材の違いに気づいているユーザーはどれくらいいるのであろう?お手持ちのα-9とα-7DIGITALのグリップ部の感触を確かめていただきたい。
 α-7DIGITALのグリップには、α-9の限定版、α-9Ti(全世界1000台限定発売)と同様の湿式グリップが採用されている。通常グリップのややツルツルした感触と違い、湿式グリップは手に張り付くような感触があるのが特徴だ。そのため滑りにくく、しっとりと手になじむのが良い。ちなみにα-9は、カスタムサービスにより、α-9Tiと同じ湿式グリップへ5250円で変更できる。

 また、α-7DIGITALでは親指の当たる部分にも新たにラバーが貼付けられており、持ちやすさに大いに貢献している。このラバーシートが1枚あるお陰で、私はα-7DIGITAL購入後、今日までストラップを通さずに撮影してきた。それほど、このカメラを持った感触に落下の心配を感じなかったのだ。
 たかだかグリップだが、α-7DIGITALに湿式グリップが採用されたことは個人的には大歓迎である。また、湿式グリップを採用した開発陣にも感謝したい。