私の住む箕面市半町は住宅街。
とても閑静な街にひと際目立つ建物がある。
公営の箕面市立箕面聖苑はこう見えて火葬場。はじめて街を訪れる人は気づかないほど立派な建物。私はこの街に40年住んでいる。
一向にここでの葬儀風景に出くわしたことがない。不思議だ・・・。
箕面市立箕面聖苑は火葬場でありながら住宅街にある為、近辺には子供たちの遊び場である公園、斎場を囲むように辺り一面の街路樹は桜並木である。
休日には犬の散歩をする人、ジョギングする者など箕面市立箕面聖苑は火葬場でありながら、地域に密着しており溶け込んでいた。
私が今まで参列した葬儀場はどことなく寂しく、暗いイメージばかり。
故人を想うにはいいがなものか疎外感がある。
それを払拭するくらいこの箕面市立箕面聖苑は公営斎場であり建設当時も街に溶け込み住民に受け入れやすい環境づくりに重点を置いた感じを受けた。
一般の葬儀場では感じえない何かがここにあると私は思う。
故人も生まれ育った街の温かみを感じながらあの世へ旅立ちたいと思うだろう。どことも知らず寂しげな場所にある葬儀場よりは、人込みの多い場所に囲まれたところで葬儀をしたいもの。
その願いが叶えられそうなのが箕面市立箕面聖苑の火葬場。
見た目は博物館や美術館的なあか抜けた建物。
あたり一面桜が咲き誇る温かみを感じる建物。
今は葬儀の形も変わってきている。
いっそう火葬場や葬儀場などの建物のイメージも変えてもいいと思う。
昔に比べ、葬儀で故人を偲ぶ形は明るさをプラスし始めている。
私が思う葬儀は箕面市立箕面聖苑みたいな地域住民に囲まれた中での葬儀。
故人を見守るような環境を作ってほしい。人は死後、寂しげな奥地などに追いやられるが出来れば身内のそばにいつまでもいたい。
私の住む街にある箕面市立箕面聖苑はこれから増えるだろう葬儀場の理想な形として参考にしてほしい。
私の願いが届きますように・・・