おばあちゃん。

実際のところ、ばあちゃんと言っていましたが、

今年のはじめに亡くなってしまったんです。


本当に急すぎて、寂しがる間もなかったくらい。


こどもを育てる母となった今、すごく会いたくなる瞬間があるんです。

ばあちゃん、会う度、いつも褒めてくれたんです。

学生の時も、社会人になった時も、そして母になったときも。

どんな話をしても、

すごいなあ、かっこいいなあ、えらいなあ

きっと話の内容全てを理解できてなかったとしても、

遮ることなく話を聞いてくれて、

それで絶対否定することなく、

いつも励まして褒めてくれました。  


当時は全然そのすごさに気づいてなかったのですが、

もう会えなくなってしまった今、感じています。


なかなかいないですよね。

会うたびに絶対褒めてくれる人。

母親になって、しかも仕事していない今、誰にも褒められることはない。


あー今ばあちゃんちに行ったらなんて言ってくれるかな、なんて甘えた考えをしてしまってます。


褒めてくれる存在、大切です。

どうしても母親としてだと、子どもたちを褒めてばかりはいられない。

これから先、子どもたちにとって、会えたら嬉しい存在、元気がでる存在の人、見つかると良いな。


絶対に心の支えになるから。


ばあちゃんに長男が産まれた時にふと言われた言葉、

「友だちが増えて良かったな」

退院して実家に帰った時に言われて、

いや、友だちじゃないし、子どもだし。

と思った当時。

そんな深い意味で言ったのかは分からないけれど、

今となれば、すごく重い深い言葉だなと。


子どもとはいえ、1人の人間。

自分の"もの"ではないというメッセージだったのかなと。

友だちには、やっぱり感情の赴くまま怒ったりしないし、

やってほしいことがあったらちゃんと気持ちよくやってもらえるよう依頼するし、

一線を引くよなと。


こどもたちは、まだ未就学児、

まだまだこれからたくさん大変な場面に出くわすと思うけれど、

1人の人間として尊重し、

友だちのような関係であれるよう精進します。