【周南市美術博物館】 「やなせたかし展~人生はよろこばせごっこ」(2025年11月14日~12月28日)が開催されている周南市美術博物館(山口県周南市花畠町)にやって来ました。やなせたかしの原画約200点を中心に漫画、詩、絵本、「やなせたかし大解剖」などが展示されています。 ”人生はよろこばせごっこ” というコピーに感動しました。やなせたかしは「人を喜ばせること」を人生最大の喜びとしていました。過酷な戦争体験、家族との別れ、様々な人との出会いに揉まれ、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」を自分に問い続けた、やなせたかしが辿り着いたのは、本当に困っている人に一片のパンを、「あんぱん」を与えられるヒーロー像でした。
【「やなせ兎」キャラクター人形(「やなせたかし展」入口・1階)】 サングラスの「やなせ兎」というキャラクター人形が出迎えてくれました。2025年3月31日~9月26日に放送されたNHK連続テレビ小説「あんぱん」<作・脚本=中園ミホ、主演=今田美桜、やなせたかしとその妻・小松暢(こまつ・のぶ)をモデルとしたフィクションのオリジナルドラマ>を観たことのある私は興味津々で入場しました。【関連写真】![]()
【アンパンマンイラスト(「やなせたかし展」入口・1階)】 「アンパンマン」はやなせたかしの代表作といえます。アンパンマンはパンの製造過程で餡(あん)パンに「生命の星」が入ることで誕生した正義のヒーローです。テレビアニメ(日本テレビ系列)、アニメーション映画、漫画、ゲームソフト、おもちゃ、グッズなど多数の派生作品や商品があります。
【フォットスポット(「やなせたかし展」入口・2階)・やなせたかしさんのパネルと並んで写真撮影ができますので、私もハットをかぶりポーズをとって撮影してもらいました】 やなせたかし(本名=柳瀬嵩・1919年2月6日~2013年10月13日)は漫画家・絵本作家・詩人。「アンパンマン」の原作者として知られています。高知県出身。東京府北豊島郡滝野川町(現・東京都北区)生まれ。父の実家は高知県香美郡在所村(現・高知県香美市香北町)で伊勢平氏(平貞盛の系統)の末裔で300年続く旧家。高知県香美市(かみし)には香美市立やなせたかし記念館があります。やなせたかしの父親・柳瀬清は講談社編集者の後、東京朝日新聞記者。特派員としてアモイ在住中に死去。【関連写真】![]()
【「やなせたかし展」会場内・1階(会場内の写真撮影は不可ですが、スタッフさんにお願いしてみると、この場所からの撮影のみ許可されました)】 父が死去し残されたやなせたかしの家族は高知県高知市に移住。1940年やなせたかしは官立旧制東京高等工芸学校図案科を卒業。1941年大日本帝国陸軍に入隊、暗号下士官となりました。中国の満州に駐屯。1946年に復員(弟は戦死)して高知新聞社入社、同僚の小松暢と知り合いました。
【「やなせたかし展」会場内(写真は同展サイトより)】 やなせたかしは1947年上京。1949年小松暢と結婚。三越百貨店宣伝部を経て1953年やなせたかしは漫画家として独立。舞台美術、作詞、テレビ・ラジオの構成、演出、シナリオライターなども行いました。1967年週刊朝日漫画賞。1973年雑誌「詩とメルヘン」編集長。「あんぱんまん」(絵本)発表。1988年テレビアニメ「アンパンマン」放送開始。そのほか作詞、絵本など多数発表。2000年社団法人日本漫画家協会代表理事理事長、2012年社団法人人漫画家協会代表理事会長。受賞・栄典等は、毎日映画賞、厚生大臣賞、日本漫画家協会賞大賞、勲四等瑞宝章、文部大臣賞、国土交通大臣表彰、新宿区名誉区民、日本文化デザイン賞、東京アニメアワード2008功労賞、高知県民名誉県民など多数。【関連写真】![]()
【「やなせたかし展」オリジナルグッズショップ(1階エントランスホール)】 やなせたかしは多数の病歴があり、1999年から2013年まで、腎臓結石、白内障、心臓病、すい臓炎、腸閉そく、腎臓ガン、膀胱ガン(10回以上再発)、肺炎などを発症しています。1993年11月妻の暢がガンで死去。2013年8月に体調をくずし入院。2か月後の10月13日に心不全により順天堂大学附属病院で死去しました。享年94歳。






