DTMで作曲を行う場合、大抵はドラムパートをドラム音源を使った打ち込みによって作ると思います。
ただ、DTM初心者の人にとって、ドラムパートの打ち込みは少し難しい作業になるのではないかと思います。
DTM初心者の人が特に間違えてしまうのが、一つのトラックでドラムパートを全て打ち込んでしまうといった事です。
そうした間違いによって、ドラムパートを一から作り直していかないといけなくなってしまい、挫折するきっかけに繋がったりするので、この記事では、DTM初心者の人が起こしやすいドラムの打ち込みについて紹介したいと思います。
バスドラムやスネアなどを一つのトラックで打ち込んでしまう
先ほども言いましたが、ドラムのパートは、DTMに限らず、スタジオ録音で作っていく際にも、スネアやバスドラム、ハイハットなどの各打楽器は、必ず別々のトラックに分けます。
なぜなら、ミックス作業時に、バスドラムの音質をイコライザーで調節しようとすると、スネアやハイハットなど、他の打楽器の音質も調節されてしまうからです。
もし、マルチティンバー音源でレイヤーごとにドラムセットの各打楽器をセットして、MIDIチャンネルを振り分け、8ビートなどを鳴らす場合においても、トラックは分ける必要があるので注意してください。
ドラム音源の方で音質調節を行ってしまう
DTM初心者の人がやってしまうドラムパートに関してのもう一つの間違いが、ドラム音源に備わっている音質調節機能で、各打楽器の音質を調節してしまう、という間違いです。
ドラム音源のプラグインの中には、プラグイン画面上でドラムの音質調節が行える機能が搭載されているものがあります。
ただ、プラグインの機能の一部である音質調節機能は、単体のコンプレッサーやイコライザーのプラグインと比べて、音質を調節できるパラメーターが限られており、対して音質を整える事が出来ません。
ですので、バスドラムやハイハットなどの各打楽器の音質調節は、トラックごとにコンプレッサーやイコライザーをインサートして行うようにしてください。