博士の愛した数式 (新潮文庫)/新潮社

¥529
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ずっと積んでいましたが目に留まり、その後はとりつかれたように読みました。
内容
事故で記憶が80分しか保つことが出来ない元数学教授の「博士」と、博士の家に家政婦として雇われた「私」そして小学生の息子ルートの話。
本の中の主人公は、今の私と年齢が近く、でも家政婦をするくらいに家事か得意な点は私には想像できないことでした。作品の中では、博士の周りの時間はゆったりと流れ、主人公の周り(博士を取り巻く環境)はとてもあわただしく感じました。
博士には明日が来ません。明日どころか1時間後に自分がどうなっているのかもわからない。1日の初めに、昨日と「今日」がつながっていないことを知る。
過去のみを持ち、過去を生きる博士にとって、未来を生きる「息子」はどう映るんだろう。
博士がなぜ息子にあれほどの興味や愛情を注ぐかを確か作中では述べていなかったけれど、、、、
うまく言葉にできないけど、数学を愛する博士の姿と息子に接する博士の姿はどこか重なってみえました。
そしてNの正体。
「あなたのことを覚えられないけれど、私のことはずっと覚えている」(みたいなセリフ)
2人の間には色々あったんだろうなーと思わせる論文や雰囲気。
「君の料理している姿がすきなんだ」
とは、本当に「私」に向けられた言葉なのか。
作中は、ずっと朝もやがかかったような、小雨が降っているような、そんな印象で、博士が紡ぐ数式がただただきらきらと輝いていました。
とても、とても貴くてやさしい世界に思いました。
私は流行モノが苦手なのでいい作品を逃してしまいがちですが、本作に出合えてよかったです。映画のほうも気になります。

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ずっと積んでいましたが目に留まり、その後はとりつかれたように読みました。
内容
事故で記憶が80分しか保つことが出来ない元数学教授の「博士」と、博士の家に家政婦として雇われた「私」そして小学生の息子ルートの話。
本の中の主人公は、今の私と年齢が近く、でも家政婦をするくらいに家事か得意な点は私には想像できないことでした。作品の中では、博士の周りの時間はゆったりと流れ、主人公の周り(博士を取り巻く環境)はとてもあわただしく感じました。
博士には明日が来ません。明日どころか1時間後に自分がどうなっているのかもわからない。1日の初めに、昨日と「今日」がつながっていないことを知る。
過去のみを持ち、過去を生きる博士にとって、未来を生きる「息子」はどう映るんだろう。
博士がなぜ息子にあれほどの興味や愛情を注ぐかを確か作中では述べていなかったけれど、、、、
うまく言葉にできないけど、数学を愛する博士の姿と息子に接する博士の姿はどこか重なってみえました。
そしてNの正体。
「あなたのことを覚えられないけれど、私のことはずっと覚えている」(みたいなセリフ)
2人の間には色々あったんだろうなーと思わせる論文や雰囲気。
「君の料理している姿がすきなんだ」
とは、本当に「私」に向けられた言葉なのか。
作中は、ずっと朝もやがかかったような、小雨が降っているような、そんな印象で、博士が紡ぐ数式がただただきらきらと輝いていました。
とても、とても貴くてやさしい世界に思いました。
私は流行モノが苦手なのでいい作品を逃してしまいがちですが、本作に出合えてよかったです。映画のほうも気になります。