こんにちは。
2023年度決算特別委員会で総括質疑を致しましたので、内容t答弁を掲載させていただきます。
・選挙事務の公正かつ適正な執行について
質疑
令和5年度執行された兵庫県議選の開票作業で誤字脱字に対しての対策で変更された点や議論されたこと。また、2021年の尼崎市議選において、次点の方と私が1票差で数え直しがあり県選管で3票、高裁で2票の差となりました。本市の選管は、最終的に数え間違いとの認識なのか教えて下さい。
答弁要旨
令和5年度実施された兵庫県議選においては、開票時に用いる「判定基準」を、
令和3年の尼崎市議会議員選挙の際の異議申し出に係る高裁判決で示された考えをもとに更新したものを活用しております。
また、その際の高裁判決では、市選管、県選管、高裁それぞれにおいて、疑問票の判断が分かれたものが5票あり、
そのうち過去の判例に基づき無効票とすべきところ、有効票と判断したもの1票について、
市選管の判断に誤りがあったと認識しております。それ以外については、誤記載の程度における類似性において判断が分かれたものと認識しております。
意見
投票率が低い中、せっかくご投票頂いた皆様の1票を、無駄にしないために対策は、しっかり取り組んで下さい。
・ネットワーク障害を防ぐための対策について
2023年7月18日に市税に関するシステム障害。
2024年2月6日、3月18日、9月12日。本年だけで3度も本庁の基幹系ネットワークにおける障害が発生し、証明書等の発行業務が本庁や各サービスセンターで一部停止しました。
多発するシステム障害は市民に多大なご不便をかけ、今後も再発するのではないかと不安になります。
総務分科会で委員からの質疑に対して、CSIRT(シーサート)等により、他都市と比べても充実した体制と自負しているとのご答弁があり、ソフト面では対策が進んでいると感じましたが、ハード面はどうなのでしょうか。
システム障害の原因は様々です。大規模な自然災害も想定しておかなくてはなりません。
ハード面に限定して、お答え頂きたいのですが、今の尼崎市のシステム・ネットワーク環境は、十分な対応ができるものなのでしょうか。また、杉原デジタル政策監はじめデジタル推進課から見て、予算があれば導入・改善等が必要に感じる点はあるのでしょうか。
もう一つ、新庁舎建設までシステムの大きな更新はされないのでしょうか?
答弁要旨
今年発生したネットワーク障害の再発防止策といたしましては、障害発生個所を早期に把握することができる機器への入れ替えや、現地への駆け付け対応を迅速化するように、機器設置図面の最新化などの対策を取っているところです。
本市のネットワーク環境は、本庁舎の造りや、過去からのシステム追加の経緯により、複雑化していることは否めませんが、前述のとおり、いざと言う時に迅速な対応は可能であると考えています。
また予算につきましても、自治体の情報インフラという重要な部分を担っていることから、潤沢とまでは言えないかもしれませんが、少なくとも現在のネットワークの維持に必要な予算はしっかりと確保できておりますので、安定的なシステム運用をめざして、引き続き努めてまいります。
令和9年度にネットワークの改修をいたします。
意見
令和9年度に大きな改修がされるとのことで期待しております。
DX化には、まず、デジタル化が進まなくては始まりません。予算の中でできることから対策する発想ではなく、まず、システム障害が起こらないために何が必要なのかを検証した上で、対策されるよう要望させて頂きます。