石のふくろう
いらっしゃいませ。
自然派食堂みんなの家にようこそ。
オレ、みんなの家のカウンターにいる石のふくろうのフー太郎です。
みんなの家でどんなことがあったか お知らせします。
友達の招き猫ミンナくんは「ペンネ・アッラビアータみんなの家風」をおいしそうに食べてたよ。
スパイシーで甘酸っぱい味が たまんないだよなー！
特に、寒いさなかの2月はトマトの甘さが一番のる最高の季節だよなあ。
フレッシュトマトを生で食べると、これがフルーツ以上なんだ。何しろ日高村のシュガートマトのはね物を分けてもらったソース用だからね。
まさに旬とはこのことさ。
お地蔵さん「それは間違っているぞネ フー太郎くん！！
今はトマトの旬なんかじゃない。まったく近頃のもんは季節というものを知らん。
トマトは夏から秋にかけて実る夏野菜だから、こんな寒いときに 生で食べたら、体を冷やして風邪を引いてしまうぞ。」
あっ お地蔵さんだ！ 気をつけたほうがいいよ。何でも知っているけど お説教が長いから・・・・・・
お地蔵さん「お説教ではない。
世の中の常識が、無知と誤解だらけでめちゃくちゃになっておるから、本当のことを知ってもらおうと行動しておるのじゃ。
最近の農業は施設園芸とか言って、季節はずれの野菜やくだものを高い値段で売ることに専念しておる。
少し位のお金にはなるかもしれんが、そのことの影響は大きいぞ。
大部分の人が健康を損なっておるのが分からんか。
人はその土地で採れるものを季節に食べればそれでいいのじゃ。
無いものは無理して食べんでもよろしい！」
それって最近よく聞く「地産地消」の事だんベー？
ということは みんなの家でトマトソース出すことは間違いなのか？
お地蔵さん「いや・・・・それは・・・・・（汗）つまりじゃなあ・・・・陰性のトマトも陽性な熱エネルギーや塩の力で 中庸に近づけることができるから・・・・言い換えると、体を冷やすといわれる夏野菜のトマトも よく火を通して時間をかけて煮込んであるから、体に優しく、トマトの持っている数々の利点が生かされるのじゃ。
確かに この季節に 日本の高知で トマトソースのパスタが正しいかと言うと、問題はあるかもしれんが、食べることは文化であり 喜びでなければならん。
たまに おいしく食べることは 決して間違いではないろう。ただしそんな時は必ず、おいしいものをおいしく食べることのできる幸せに感謝を忘れずにな。」
はあーい。
湯むきした日高村のトマトを煮込んでたまねぎ、にんじん、セロリと土佐の塩丸（完全天日塩）とコショウで味付けしただけのシンプルさ。ノーシュガーで、変に甘ったるくないところが、みんなの家のソースの特徴なんだ。
それから今日のきんぴらは作り立てだよ。
ごぼうを細い千切りにしてごま油でよく炒めて、レンコン、にんじんを入れてしょうゆで仕上げた 超美味いキンピラだよ。
不思議なほど甘くて、食べていると最高級の牛肉みたいな味がしてきて、ごぼうのことを「牛蒡」と書くわけがわかるような気がするよ。
「ご飯セット」、「キンピラセット」、「玄米おにぎり」には必ず付いています。
登場人物？
ミンナくん フー太郎 お地蔵さん ノイエさん
招き猫
いらっしゃいませ。
自然派食堂みんなの家にようこそ。
ボクはみんなの家の招き猫のミンナくんです。
いつも店の 景色のいいカウンターから お客さんにオイデオイデをしている石の猫や。
みんなの家という店がどんな所か、みんなに知らしたろいう事での登場やねん。
よろしゅうたのむわ。
あんまりかた苦しい事は苦手やさかい 気楽にいこや。
まず店の名前の「みんなの家」やけど、誰もが必ず帰るところという意味で、食べること、生きることの基本ちゅう訳や。
「・・・・同時に、全ての命あるもののすみかである地球も みんなの家でねえかという意味もあるんだぞ！」
あっ、フー太郎。こいつボクの友達やで。自分も自己紹介せんかい？
「アッ！オレ、オレ・・・えっと・・ふくろうのフー太郎です。みんなの家の事オレもよく知ってっからヨー いろいろ口ばしはさむよ。
それよっかさー、今日、トマトソースを新しく作ったよ。今どきのトマトは1年中で1番甘くて美味ーから、トマトソースの料理はめちゃうめーぞー！」
湯むきする前のトマト
そうなのか・・・・・しらなかった・・・・（汗）
「しばらくパスタ料理のトマト味は ハズれがねーな。それによ、焼きたてのフランスパンを入荷したからよ、パスタ料理に付いてくるパンも一味違うって事よ！」
明日ペンネ・アッラビアータ食べよーと。
