2024年9月27日(金)



前回の続きとなります。



介護医療院の見学の後

義母の様子を見に

私ひとりで

病院に行ってみると…



あれ?

病室に義母が居ません。



あれ?

どこ行っちゃったんだろ?



と、疑問に思い

ナースステーションに

聞きに行きました。



私の姿を見つけた看護師さんが

急いで2人

近づいて来ました。



(看A)

今、お母さんはリハビリに

行っています。

もうすぐ戻られますよ、

あ!今、戻られました。



看護師さんの指差す方をみると

車椅子に乗せられた

お義母さんが

廊下の向こうに見えました。



驚きの光景です。

車椅子に座っているんです。



すぐにでも

お義母さんのそばに行って

声を掛けたいと思いましたが



2人の看護師さんに挟まれて

看護師さんの話を聞いている間に



お義母さんは

病室に連れていかれ

姿は見えなくなりました。



(看B )

昨日、

長女さんがいらして

面会中は

ミトンを外して欲しいと

おっしゃるので

ミトンを外したのですが、


お母様は

長女さんが目を離した隙に

鼻の経管栄養パイプを

抜いてしまったんです。



(私)

あー、それは今日

義姉から聞きました。


義姉が

ちゃんと見てるから

ミトンを外して欲しいと

頼んだのに…


隙をついてお母さんが

パイプを抜いてしまったと…

そう聞きました。


懲りたから

お母さんのミトンを

外してくださいと

もう頼まないと

義姉が言ってました



(看A)

それでですね…

お母様、

どうしてもミトンを嫌がるので、

今日、ミトン外しました。


(看B)

それで…

経管栄養をやめて

今日からゼリー食を

口から召し上がって貰っています。



えー!

ゼリー食?

口から‼️


と、私は驚き過ぎて

目をまん丸にしてたと思います。



(看A)

そうなんですよ…

お母様がパイプを外すので

ミトンを装着して

更に両腕を拘束したのですが

それを嫌がり

足で看護師の事を蹴り

暴れるのです。



(看B)

それで

医師からの指示で

ミトンは外し、

今日からゼリー食を

食べて貰っています。



(看A)

ただですね…

ゼリー食だけでは

十分な栄養が摂れません。



(看B)

お母様は

ご自分はどの様になさりたいか

お元気な時に

何か仰っていましたか?



(私)

はい、

義母の口癖はピンピンころり。

早く天国に行きたいから

延命はしないでよと、

いつも言っていました。



私のその返事に

2人の看護師さん達は

大きく頷きました。

🙂‍↕️🙂‍↕️



(看A)

ご家族様は

どう考えていらっしゃいますか?

皆さまで話し合われたこと

ございますか?



(私)

はい、

義母が救急車でこちらに運ばれた時

覚悟しました。

お義母さんの望んだ

ピンピンコロリになるねと

家族で話していました。


でも…

とりとめてしまって…


今、義母に苦しい思いを

させてしまって

可哀想な事をしていると

家族は思っております。



(看B)

ご家族で話し合われる事は

とても大事な事です。

共通認識を持たれている事が

大切になります。



(看A)

ゼリー食だけでは

栄養は足りない事。

更に窒息や

誤嚥性肺炎のリスクもある

という事を

ご理解いただけますか?


(私)

という事は…

口からの栄養だけに頼ると

そのうち

栄養が足りなくなり

自然に弱っていくと

いう事ですよね?



(看A&B)

はい、そういう事です。



もやもやもやもやもやもやもやもや



看護師さんとの話を終えて


義母の部屋に行ってみると


義母は疲れた様に

ぐた〜っと

ベッドに横になっていました。


義母の手には

もうミトンはありません。

拘束もされていません。


義母の身体は

自由になっていました。


考えてみると


鼻からの経管栄養は

義母にとって

拷問にすぎなかったのだと…


無理矢理

鼻にパイプを通して


手の自由を奪われ


生きるための

栄養を無理矢理

押し込まれる。



鼻からのパイプも無し

ミトンも無し

腕の拘束も無し



自由になった義母は


両手で

これでもか!というくらい

素手で

顔を撫で回していました。



(私)

お義母さーん!

今日、

口からごはん食べたんだって?



と、耳元で大きな声で

話しかけたら



お義母さんは

大きく頷き


ごはん


って答えてくれました。



いつもいつも

自由を求めていたお義母さん、



やっと思い通りになったね、



もやもやもやもやもやもやもやもや



帰宅して

家族のグループラインに

今日の様子を

夫と義姉に伝えました。





それに対しての

お義姉さんの返事





夫の返事





もやもやもやもやもやもやもやもや



義母の希望は

多分

自由でいる事



究極の自由は


お義母さんがいつも言ってた

"あちら"に行くことだよね…