(過去の自分の完璧さに捕らわれていた)

羽「だからこそのその緊張…。僕、今回言ってたのはその緊張の質が違うっていう風に何回かキーワードとして…もう僕自身もその色んな記事を読んで」

羽「あの、今回、自分の頭の整理する時ってわりとそういう記事読んで『あ、今回こういうこと言ってたな』とか『ああいうこと言ってたな』とかそういうのを思い返すきっかけになるので、色々見てたんですけど」

羽「やはりその、まず最初に出て来た言葉として『完璧』と言う言葉が一つと。あとはその『緊張の質の違い』と。そういうものが凄く自分の中でキーワードだなと思っていて」

羽「その緊張の質の違いって言うのが、今から完璧と言うか、今から一番いいものを発揮しようとする緊張感じゃなくて、その前にもうやった完璧と言うものを越さなくてはならないって言う様な多分、緊張の質って言うものがあったからこそかなって言う風には思いました」

Q.「まずシーズンっていう意味で言うと、まあ去年がね、あの、行こうとしていた所に行けなくなってしまったシーズン、ある意味足踏みしてしまったシーズンだった」
羽「はい」
Q.「逆に非常に周りも含めてね進歩したと言うか、動いた、状況が変わって行くシーズンだったと思いますが、どういう風にシーズン全体振り返ってますか?」

羽「もちろんハビエル選手がショートに4回転2回入れた件についても。またはトリプルアクセルを後半にも入れて来た。また、宇野選手が、えー、トリプルアクセル後半2回だとか」

羽「まあ、そう言った色んな…なんだろうシーズン中の進化というものがね、本当に色んな選手があって」

羽「特にハビエル選手の4回転ショートで2回っていう進化については、自分がやはりクリケットクラブにいない中でそういう事が行われてて、そういう風に進化して行ってた事で」

羽「なんか…凄くそのー、その時は凄いチームメイトとしてじゃなくてね、そのリンクメイトとしてでもなくて、普通にライバルだなって、本当に怖い存在だなって思えてた自分がいたんですね今シーズン。だからこそ今回負けた事って非常に悔しいし」

羽「多分、去年よりも…なんだろ、昨年と同じだなって、昨年とやはり同じ様な心境でもちろん…そのなんだろ、自分がショートで1位になってて、で、フリーで良くなくて自滅して」

羽「で、ハビエル選手の素晴らしい演技を見ながら『ああ、今年も負けるんだな』っていう風には思っていましたけれども」
(↑ここで涙です)
つД`)・゚・。・゚゚・*:。ウゥ

羽「なんかその、悔しさってものが全然違ってて。その、もちろん自分に対する悔しさっていうものも勿論ありましたけれども」

羽「そのハビエル選手という選手が、わりともっとその…親近感が湧いたと共に、更に親近感が湧いたと共にリンクメイトとして。更にライバルとして凄く見れるようになったなっていう気がしました」
Q.「彼の本気みたいなものが見えた?」

羽「あの、凄く変わったなって思うんですよ。もちろんファイナルの、地元という地で僕が、言って見れば僕が二年間連続で彼の地元で。そして彼はフリーでいい演技をして、で、僕は完璧な演技をして勝ち続けた」

羽「多分その気持ち、その悔しさっていうものも彼の中で、もの凄くあると思うんですね」

羽「そして、ソチオリンピックでもやはり台を逃してしまったっていう悔しさだったりだとか。そういうものが本当に彼自身を変えたなという風に思っていて」

羽「練習の態度とかその、スケートに打ち込める…なんだろ、環境があるからこその…その、気持ちの変化っていうものが凄く彼の練習を見ていて感じ取れていたので」

羽「もの凄い怖い存在だなぁと思いつつも、また、もちろん今までもずっと憧れながら一緒に練習してましたけれども、更に憧れる存在になったなあっていう風に思いました」

Q.「さて。最近もう既に先の事…色々考え始めてるという話だったんでちょっとその辺を聞ける所を聞きたいですけども、どういう事をまず考え始めてる?」
羽「まずは難易度を上げたいです。もうこれは断言で行きます」

羽「うん…なんて言えばいいかな…。もちろん色んな事を考えてそれが出来ない事もあるかも知れないです。ただ、今シーズンこうやって終えて見て、絶対このままじゃいけないな、このままの自分のレベルじゃいけないなって凄く思いましたし」

羽「また、なんか今回その、自分が先ほど言ったその『緊張の質』っていうものを言いましたけれども。その、自分がこれで完璧だって思えてしまってた事が非常に腹立たしくて」

羽「多分…なんだろ、ここまで最高得点とか、まあこの…なんて言うかな、まあ今の現在の自分の難易度、技術的な難易度で考えられる点数のMAXな点数が記録として出たので。多分その中で自分は…」

羽「…なんだろ、完璧に出来たと、この難易度で完璧に出来たというそういう、なんか自己満足的なものが、達成感的なものがあったんだと思います。だけど、だからこそもっと上を目指さなきゃいけないなと言うか、余計にもっと強くなりたいなって。なんか思う必要もあると思うし、今非常に強く思ってます」
☆☆☆☆☆☆
羽生くんが見せた飛躍が、ハビエルを成長させて。
あれほどに頑張ったシーズンの最後に敗北が待っていて、自分は今年も負けるんだなと。
スポーツの残酷さと喜びと両方があったシーズンでした。
自分ひとりだったら到達出来ないかも知れない高みへと押し上げてくれるライバルの存在。
怖くはあっても、怖いほどの存在でなかったら、また自分を成長させてくれる存在にもなり得ない。
たやすく勝てる相手じゃつまらない。
とは言え。
見ている私たちは、だいぶ大変だけど。
ヾ(・ω・`;)ノ
えらい事になってきましたねえ。
ニースの頃はなんだかのどかだったなあと。

羽「だからこそのその緊張…。僕、今回言ってたのはその緊張の質が違うっていう風に何回かキーワードとして…もう僕自身もその色んな記事を読んで」

羽「あの、今回、自分の頭の整理する時ってわりとそういう記事読んで『あ、今回こういうこと言ってたな』とか『ああいうこと言ってたな』とかそういうのを思い返すきっかけになるので、色々見てたんですけど」

羽「やはりその、まず最初に出て来た言葉として『完璧』と言う言葉が一つと。あとはその『緊張の質の違い』と。そういうものが凄く自分の中でキーワードだなと思っていて」

羽「その緊張の質の違いって言うのが、今から完璧と言うか、今から一番いいものを発揮しようとする緊張感じゃなくて、その前にもうやった完璧と言うものを越さなくてはならないって言う様な多分、緊張の質って言うものがあったからこそかなって言う風には思いました」

Q.「まずシーズンっていう意味で言うと、まあ去年がね、あの、行こうとしていた所に行けなくなってしまったシーズン、ある意味足踏みしてしまったシーズンだった」
羽「はい」
Q.「逆に非常に周りも含めてね進歩したと言うか、動いた、状況が変わって行くシーズンだったと思いますが、どういう風にシーズン全体振り返ってますか?」

羽「もちろんハビエル選手がショートに4回転2回入れた件についても。またはトリプルアクセルを後半にも入れて来た。また、宇野選手が、えー、トリプルアクセル後半2回だとか」

羽「まあ、そう言った色んな…なんだろうシーズン中の進化というものがね、本当に色んな選手があって」

羽「特にハビエル選手の4回転ショートで2回っていう進化については、自分がやはりクリケットクラブにいない中でそういう事が行われてて、そういう風に進化して行ってた事で」

羽「なんか…凄くそのー、その時は凄いチームメイトとしてじゃなくてね、そのリンクメイトとしてでもなくて、普通にライバルだなって、本当に怖い存在だなって思えてた自分がいたんですね今シーズン。だからこそ今回負けた事って非常に悔しいし」

羽「多分、去年よりも…なんだろ、昨年と同じだなって、昨年とやはり同じ様な心境でもちろん…そのなんだろ、自分がショートで1位になってて、で、フリーで良くなくて自滅して」

羽「で、ハビエル選手の素晴らしい演技を見ながら『ああ、今年も負けるんだな』っていう風には思っていましたけれども」
(↑ここで涙です)
つД`)・゚・。・゚゚・*:。ウゥ

羽「なんかその、悔しさってものが全然違ってて。その、もちろん自分に対する悔しさっていうものも勿論ありましたけれども」

羽「そのハビエル選手という選手が、わりともっとその…親近感が湧いたと共に、更に親近感が湧いたと共にリンクメイトとして。更にライバルとして凄く見れるようになったなっていう気がしました」
Q.「彼の本気みたいなものが見えた?」

羽「あの、凄く変わったなって思うんですよ。もちろんファイナルの、地元という地で僕が、言って見れば僕が二年間連続で彼の地元で。そして彼はフリーでいい演技をして、で、僕は完璧な演技をして勝ち続けた」

羽「多分その気持ち、その悔しさっていうものも彼の中で、もの凄くあると思うんですね」

羽「そして、ソチオリンピックでもやはり台を逃してしまったっていう悔しさだったりだとか。そういうものが本当に彼自身を変えたなという風に思っていて」

羽「練習の態度とかその、スケートに打ち込める…なんだろ、環境があるからこその…その、気持ちの変化っていうものが凄く彼の練習を見ていて感じ取れていたので」

羽「もの凄い怖い存在だなぁと思いつつも、また、もちろん今までもずっと憧れながら一緒に練習してましたけれども、更に憧れる存在になったなあっていう風に思いました」

Q.「さて。最近もう既に先の事…色々考え始めてるという話だったんでちょっとその辺を聞ける所を聞きたいですけども、どういう事をまず考え始めてる?」
羽「まずは難易度を上げたいです。もうこれは断言で行きます」

羽「うん…なんて言えばいいかな…。もちろん色んな事を考えてそれが出来ない事もあるかも知れないです。ただ、今シーズンこうやって終えて見て、絶対このままじゃいけないな、このままの自分のレベルじゃいけないなって凄く思いましたし」

羽「また、なんか今回その、自分が先ほど言ったその『緊張の質』っていうものを言いましたけれども。その、自分がこれで完璧だって思えてしまってた事が非常に腹立たしくて」

羽「多分…なんだろ、ここまで最高得点とか、まあこの…なんて言うかな、まあ今の現在の自分の難易度、技術的な難易度で考えられる点数のMAXな点数が記録として出たので。多分その中で自分は…」

羽「…なんだろ、完璧に出来たと、この難易度で完璧に出来たというそういう、なんか自己満足的なものが、達成感的なものがあったんだと思います。だけど、だからこそもっと上を目指さなきゃいけないなと言うか、余計にもっと強くなりたいなって。なんか思う必要もあると思うし、今非常に強く思ってます」
☆☆☆☆☆☆
羽生くんが見せた飛躍が、ハビエルを成長させて。
あれほどに頑張ったシーズンの最後に敗北が待っていて、自分は今年も負けるんだなと。
スポーツの残酷さと喜びと両方があったシーズンでした。
自分ひとりだったら到達出来ないかも知れない高みへと押し上げてくれるライバルの存在。
怖くはあっても、怖いほどの存在でなかったら、また自分を成長させてくれる存在にもなり得ない。
たやすく勝てる相手じゃつまらない。
とは言え。
見ている私たちは、だいぶ大変だけど。
ヾ(・ω・`;)ノ
えらい事になってきましたねえ。
ニースの頃はなんだかのどかだったなあと。