「守り尽くして、破るとも、離るるとも『本』ぞ忘るな」
千利休の名言の一つ
「守破離」は、武道や芸術などの、
修養の段階を、表現した言葉になっていますが。
元々は、戦国大名の武田氏の、戦略、戦術の軍学書「甲陽軍鑑」に記された、兵法用語だそうです。
「守」師の教えや基本を忠実に守り身に付け。
「破」基礎を超えたアレンジを取り入れ。
「離」独自の境地を切り拓く。
どんな分野でも、基本が大切で、常に戻るべき、基本が必要なことに、変わりありませんね。
色んな分野、組織などで、形骸化が進み、活力を失っているのは、この基本に問題があるケースが多いのかもしれません。
技術的なことを、上辺だけで習得していることが、多くなっているように思えます。
なぜ、それが必要なのか、どうして、それが強く、美しくなるのか?などの、もっと本当に根底のことを、知ることや、感じる事を忘れずにいたいですね。
学ぶ人は、もちろんですが、教える人が、根源を知らなければ、正しく伝えられませんから、形骸化してしまう可能性が高くなってしまうでしょうね。
どんなにアレンジしようと、独自の境地に到達しようと普遍的に、すべての行動を、支えてくれているものが、本当の基本だと言えます。
この基本さえ、しっかり把握して、習得していれば、形骸化することも、行き詰まることもなくなるかもしれませんね。
ミラクルタッピング(R)のインストラクターになって講座を開催するようになって思う「守破離」
まだまだ「守」を尽くして本を忘れずにいこうと決意を新たにした午後の空模様です。