めったに活字を読まないお嬢と本屋へ行った時、
「何か本よみたいな」
いいですとも♪
ファッション雑誌以外なら買ってあげましょう!
と買ってあげた
星野 夏 「あおぞら」 ポプラ社
活字中毒ともいえる私の子供達はなぜに本を読まないか不思議?
とはいえ、子育て中はゆっくり本を読む時間などないから、
小さい時に本を読む姿を見せていないから当たり前か(ノ_・。)
買った時期が試験前だったので、
「試験が終わってから読んでね」と念押し。
そのあと、引越で放置されていたのを、
読むものがなくなって手をだした私。
若い子の体験記だし、どーせ稚拙な文章で面白くないだろーなぁ
と思いつつ・・・・・
泣きました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
確かに描写も稚拙。
でもそれよりもずーと大切なこと、
素直に綴られている![]()
日記のように書いてある、
その時々の彼女の気持ちが伝わってくる。
中学生の頃、高校生の頃、交換日記の内容、
友達、彼氏・・・
色々なことを思い出してしまって、
読んでいる間は40過ぎの私もティーンエイジャー。
絶対に戻れないキラキラした時間。
自分の子供がわからなくて、
ついガミガミしちゃうお母さん。
是非、読んでみて下さいな!
きっとすこーし近づけますよ。
著者の体験は過激かもしれないけど、
だからこそ、
自分の子供がいかに普通で
過ごしてくれる日々に
ありがたく思えますよ。
字が大きいから1日で読めます(^∇^)
それと、
大泣きしたのにはもう一つ。
私には結婚していたとき、6歳下の義弟がいました。
名前は「こうちゃん」
結婚した時は彼は13歳。
そして19歳まで。
少年から青年まで一番変化する時期を見てました。
「こうちゃん」は19歳の時、
仕事中の自動車事故で他界しました。
大人になってから身内の死に直面したのは初めてでした。
ハンカチが絞れるほど泣きながら、
どこかにひょっこり現れる感覚が16年経った今も拭えません。
そんな「こうちゃん」と本の中の「こぅちゃん」が重なって、
複雑な気持ちで読みました。
そんな「こうちゃん」にまつわるちょっと不思議な話が
あるのですが、それは娘語録に綴ります。
読み終わったあとお嬢に、
「良かったよ~。せっかく買ったんだから読みなよ!」
と私の言葉に
「とっくにもう読んだよ!
試験前だったけど、買った夜にo(^▽^)o」
「はぃっ?」
こいつってばヾ(。`Д´。)ノ
