「プリーズ、ジーヴス」勝田文先生。
この漫画には原作があります。英語圏で人気の作家
P・G・ウッドハウスの「ジーヴス・シリーズ」。
時は1920年代から30年代にかけて。
英国のおしゃれな若紳士、バートラム・ウースター卿と、
完璧な従者のジーヴスがくりひろげる愉快な毎日を
描いた作品です。
従者は主人につき従い、旅行にも同行する使用人で、
執事とはちょっと違うみたいです。大人気英国ドラマ
「ダウントン・アビー」をご覧になってる方は、カーソンさんが執事で、
ベイツさんが従者といえば…。
まあ、あれは大きなお屋敷で、使用人もたくさんいるからで、
ウースター卿のように主人が独身の場合は、従者が執事の役も兼ねている感じですね。
ウースター卿はのんきで、お人好しで、楽しいことが大好きな青年。
そのため、さまざまな陰謀や面倒事に巻き込まれるのですが、いつも、
完璧なジーヴスが手をつくし、ご主人様を窮地から救い出してくれるのです。
ジーヴスは完璧なのですが、ちょっと腹黒で、でもそこがブラックユーモアというか
いい味を出しています。
勝田先生の、硬質できれいな描線で、1930年代英国のファッションやインテリアが
とても素晴らしく描写されています。
読むと、純粋に楽しい気分になります。そして、私の毎日にも
ジーヴスがいてくれたら安心なのに!と思うのです。