糖尿病の患者さんは、どのようにお酒と付き合っていくべきか?
糖尿病と飲酒の関係性についてのまとめ記事です🍺
1.飲酒による諸問題
◎大量の飲酒によるカロリーオーバー
→糖質が含まれているため血糖値に影響する
糖質1gあたり7kcal
◎肝臓がアセトアルデヒドの分解を優先するため、血糖値の維持が後回しになる
→糖を放出できなくなり低血糖を起こしやすくなる
◎アルコールは炭水化物からの脂肪合成を促進し尿酸代謝にも影響するため、生活習慣病の原因となる
◎アセトアルデヒドの分解がうまくできない人は、特定のがん発症率が高まる
2.肝臓の役割
◎糖質をグリコーゲンとして貯蔵し、緊急時には糖を生成して血液中に放出することで、血糖値を正常に保つ
◎飲酒するとアルコールとアセトアルデヒドの分解を優先するため、他の重要な仕事ができなくなる
→糖を放出できなくなり、低血糖状態となる
◎血糖値上昇だけでなく、低血糖にも注意が必要
3.飲酒と生活習慣病
◎アルコールと一緒に摂った炭水化物は、いったん脂肪に合成されて蓄えられる・・・アルコールにも糖質が含まれるものがあるので
◎飲酒を続けると脂肪合成が進み内臓脂肪が貯まる→更に悪化するとアルコール性脂肪肝炎になる
◎肝臓に貯まりきらなかった脂肪は血液中に溢れて中性脂肪となり高中性脂肪血症となる
→重度の高中性脂肪血症は膵炎の原因となり、糖尿病を悪化させることもある‼️
◎アルコールは、直接作用で尿酸を増やすだけでなく腎臓からの排泄量も減らすので、尿酸値は上昇し高尿酸血症の原因となる
高尿酸血症は遺伝的要素が大きいので、元から尿酸値が高い人は要注意‼️
4.お酒のカロリー
★以下の表・グラフはネットの情報サイトより転載


健康増進法によると・・・
★糖質ゼロ→100mlあたり糖質0.5g未満
★糖質オフ→100mlあたり糖質2.5g以下
★カロリーゼロ→100mlあたり5kcal未満
★カロリーオフ→100mlあたり20kcal以下
4.お酒との付き合い方
◎基本的には主治医が飲酒を認める場合で、指示エネルギーの枠外で1~2単位(80~160kcal)の指示エネルギーの約10%以内に収める
→ビールなら350ml1本程度、2本は飲み過ぎ‼️
★飲酒可能な条件★
①血糖コントロールが長期間良好(おおよその基準値は地域によって異なる)
②合併症がないか、または軽度
③肥満や脂質異常症(特に中性脂肪)、高尿酸血症がなく膵肝疾患がない
④自制心がある
◎脂肪肝などの肝障害の原因となるので、最低でも週2回は休肝日を設ける
◎つまみには塩分・タンパク質が多く含まれている事が多いので、摂り方に注意する
《飲酒家》
1日のアルコール量摂取量
:男性20g以上、女性10g以上を毎日飲む人
女性で350ml/日→飲んべえ
お酒は嗜好品です
健康維持のためにも、休肝日は必ず設けましょう🎵