緊急災害時動物救護本部-日本愛玩動物協会HP-転載 | ミニチュアピンシャー カルア’s family

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◇「東北地方太平洋沖地震」の被害に遭われた方々への
お見舞いと動物救援活動について
(2011.3.16更新)

公益社団法人日本愛玩動物協会
会長 小川 益男


お見舞い

「東北地方太平洋沖地震」の被害に遭われた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
平成23年3月11日14時46分ごろ、三陸沖を震源に、国内観測史上最大のM9.0の地震が発生し、広範囲にわたり甚大な被害が出ています。
本協会本部事務所がある東京都新宿区でも震度5強の揺れがあり、私や局員が建物内におりましたが、幸いにも無事であったことをご報告いたします。
また、地震発生後、震度4以上を観測した地域の支部に対し、電話やメールでの安否確認を行いましたところ、震災直後ということと、通信手段の規制などにより、連絡が困難な状況でした。
被災者救助のための回線を要するため、被災地への連絡を控える観点から、協会から支部への安否確認のご連絡は3月11日、12日の2回のみとさせていただきました。
皆様のご無事を心から祈念しております。

被災動物救援活動のご報告

本協会では、社団法人日本獣医師会、社団法人日本動物福祉協会、財団法人日本動物愛護協会とともに組織する「緊急災害時動物救援本部」として、被災地の行政と連絡を取り合っております。
しかし、今回の震災はあまりに被害が甚大であることや、広域にわたること、現段階では人命救助、安否確認、被災者保護、被害状況の確認が最優先で行われていることなどから、十分な情報が得られておりません。
また大きな余震、津波、放射能汚染などの危険により、専門的な訓練を受けた自衛隊やレスキュー隊以外入ることができない立入規制などもひかれておりますため、現段階では、飼い主と被災動物の救援準備を進めている状況です。
本協会におきましても、独自に現地の情報を収集し、ホームページおよび機関誌などを通じて、被災された飼い主と動物の救援活動の状況を皆様にお伝えしていきます。

地震発生からの動物救援活動の経過

地震発生直後より、緊急災害時動物救援本部(※1)の構成団体としての活動を開始。
3月12日より被災地域行政の動物担当、および関係者への連絡を試み、情報収集を行いました。
3月14日に第1回緊急災害時動物救援本部会議を招集し、以下の事項が検討されました。

1) 活動拠点の確保
宮城県仙台市内2拠点、岩手県盛岡市内1拠点
一次的に上記拠点に物資を輸送し、ここから各地に配送を行う予定。
2) 救援物資の輸送
ガソリンが入手困難なため、トラックで往復するために必要なガソリンの入手手段やルートなど、被災地への物資輸送のための方法を検討中。
3) 被災地の情報収集
現地での活動を組織的に展開するために必要な被災地の情報収集。
4) 今後の救援活動の内容検討
動物の一時預かりや動物保護シェルターの設置など、今後の動物救援体制の内容を具体的に検討中。

※1) 緊急災害時動物救援本部の構成団体

財団法人日本動物愛護協会

社団法人日本動物福祉協会
公益社団法人日本愛玩動物協会

社団法人日本獣医師会

事務局:財団法人日本動物愛護協会
〒107-0062 東京都港区南青山7-8-1 南青山ファーストビル6階
TEL:03-3409-1821  FAX:03-3409-1868

緊急災害時動物救援本部の主な活動内容
1. 被災動物の救護等のための人材派遣・物資提供・資金供与
2. 救護活動を円滑に実施するため、政府・都道府県等の関係行政機関との連携
3. 緊急災害発生時の効率的な救護活動のための予防措置
 

義援金の募集

本協会では、今回の震災で被災された飼い主と動物たちを支援するための義援金を募集します。
通信欄に必ず「災害寄付」と明記の上、以下の郵便口座までお振り込みください。

口座記号番号:00190-9-29208
加入者名:公益社団法人日本愛玩動物協会

ご寄付いただいた方は、本協会の機関誌にお名前を掲載させていただきますので、お名前、ご住所、お電話番号をお知らせください。
また、義援金募集などに関しましては、災害時の混乱に乗じた悪質なものもございますので、主催や内容をよくご確認ください。

ボランティアの募集

救援活動開始に備え、「動物の一時預かり」「動物保護シェルターでの動物の世話」「動物や物資の輸送・運搬」などのボランティア募集を開始します。
以下の注意事項を承諾の上、所定の「動物ボランティア登録用紙」にて、ご登録をお願いいたします。ご登録いただいた方には、ボランティアが必要になった時点で、本協会より個別にご連絡させていただきます。
※動物保護シェルターについては、設置するかどうか、設置場所などの詳細は未定です。

<注意事項>
1.負担費用
(1) 活動に際しての交通費・ガソリン代:自己負担をお願いします。
(2) 宿泊費:宿泊が必要な場合には、原則として自己負担にて各自でご手配いただきます。
(3) 飼育費用(一時預かりの場合):フード・ペットシーツなどの消耗品の費用負担をお願いします。

2.円滑な作業のために
(1) ボランティア保険については、加入に制限がございますので、個別にご案内いたします。
(2) 原則として、事故などがあった際には自己責任となりますので、予めご了承ください。
(3) 具体的な活動内容は、追って協会よりご連絡いたします。緊急災害時動物救援本部で定めたルールに従って活動いただきます。
(4) 「動物の一時預かり」「シェルターでの動物の世話」ボランティアについては、その動物の飼い主が今後の飼育継続が不可能になった場合、新しい飼い主探しまでご協力いただく可能性があります。

3.その他
18歳未満の方は、保護者の承諾書を「動物ボランティア登録用紙」と合わせてご提出ください。

以上を承諾いただいた方は、こちらの登録用紙に必要事項をご記入いただき、本協会までファックスか郵送にてお届けください。

動物ボランティア登録用紙
 [PDF 51KB]
http://jpc.or.jp/saigai_volunteer.pdf
<ご提出先>
公益社団法人日本愛玩動物協会
〒160-0016 東京都新宿区信濃町8-1
「動物ボランティア登録」係
TEL:03-3355-7855  FAX:03-3355-7880
E-Mail:jpc@mb.infoweb.ne.jp
メールアドレス宛に申請いただく際には、登録用紙にある必要事項をすべてご記入ください。

被災地情報の募集

現在、本協会でも被災地の情報を収集しているところですが、現地との連絡が困難なために、把握が難しい状態です。
同行避難の有無、避難所での動物飼育者の状況、避難所で必要としている物資など、情報をおもちの方がいらっしゃいましたら、本協会までお知らせください。
いただいた情報を参考に、緊急災害時動物救援本部の活動を検討していきます。

<連絡先>
公益社団法人日本愛玩動物協会
TEL:03-3355-7855  FAX:03-3355-7880
E-Mail:jpc@mb.infoweb.ne.jp

被災地の行政への連絡

被災地の行政は、大変な混乱状態にあり、電話などが繋がりにくい状態が続いております。
また、被災地では、人命救助や安否確認などのために、電話回線を常にあけておく必要があります。
動物救護に関することで、現地行政に連絡したい事項などがある場合には、緊急災害時動物救援本部までお知らせください。

<連絡先>
緊急災害時動物救援本部
事務局:財団法人日本動物愛護協会
〒107-0062
東京都港区南青山7-8-1南青山ファーストビル6階
TEL:03-3409-1821 FAX:03-3409-1868

被災地への支援物資の輸送

支援物資は、必要なもの、量などを現地に確認しながら、まとめて輸送します。
支援物資の購入や輸送にかかる費用にも充当しますので、ぜひ義援金のご寄附もお願いいたします。
なお、個人で現地に直接支援物資を輸送することは、二次災害の可能性も高く大変危険です。
また、輸送手段などの問題が解決しておりませんので、現在物品のご寄付は開始しておりません。

被災地でのボランティア活動

現在、被災地は余震、津波、放射能汚染などの二次災害の恐れがあります。
一般車両や関係者以外の立ち入りが制限されている状態ですので、現段階で突然ボランティアとして現地に赴いたり、救援物資を送ることが、更に被災地側の負担となる場合もあります。
皆様の善意を活かすためにも、まずは行政・社会福祉協議会などの担当窓口にお問い合わせの上、ルールに従っていただきますようお願い申し上げます。

大規模災害時の動物救援に際しては、ご自身の危機管理も含め、各自正しい情報に基づき、冷静な判断をしていただくことが大切です。ご協力をお願いいたします。

会員からの情報

宮城県 3月15日:ペットフード・水が手に入らない、飼養動物の体調悪化などで困っているとのご連絡がありました。また、家猫の逸走なども起こっているようです。
福島県 3月12日:福島県在住の理事にようやく連絡が取れ、近隣の方々と協力して、ペットとともに避難生活を送っていることや、水が止まっているため、温泉を汲んでしのいでいることなどを伺いました。

3月15日:原子力発電所放射能漏れ事故の避難地域拡大のため、いわき市でも屋内避難勧告が出されました。いわき市内に避難していた動物と飼い主も、おのおの遠方の親戚や福島市・郡山市など県中域の親戚などを頼り移動を開始しているとのことです。