早朝のジョギングの途中、リードをつけたまま猛スピードでこちらに向かって走ってくる犬を見つけた。
すっごいな~って暢気に思いながらジョギングしていると、そのまま犬が直撃する勢いで私に向かって一直線。
「マメ!!!」
あ!ぶつかる!!って思った瞬間、どこかかた声が聞こえたような気がしたと同時に衝撃が走った。
その衝撃に思わず走っていた足を止めた。
足下に痛みと柔らかくて温かいものがじんわりと広がって、視線足下に落とす。
そこには、ハァハァって息切れしながら尻尾をビュンビュン振って絡みついている子犬がいた。
「トランプだ」
うちは母親が動物アレルギーだから動物を飼えなくて、犬の種類なんかは全然分からない。だけど、この犬はみたことがある。
101のトランプと一緒に種類だと思う。
外見がそっくりだし、特徴あるし。
「かわいい~」
あまりの可愛さについ抱き上げてしまった。
どこから来たの?なんて話しかけてたら、「マメ」って声が後ろから聞こえてきた。
振り返ってみると、抱っこしている子犬を呆れたように見つめている男の子がいた。
男の子っていっても、同い年ぐらいなんだけどどこか落ち着いた雰囲気のある人だった。
「この子あなたの犬?」
「そう。こいついきなり逃げ出したかと思ったら、あんたに体当たりしていくし、かなり焦った」
私から子犬を受け取って、ダメだろ?って叱った後でもう一度こっちに視線を向ける。
「ケガとかしてない?足大丈夫?こいつ意外にパワーあるから」
たしかにぶつかった時は、結構痛かったけど今は何ともない。
大丈夫と否定する私に、男の子はホッとした表情をした。
「その子、101のトランプと一緒?」
「そう。ミニチュアシュナウザーって種類」
話しかけた私に、男の子は抱き上げた子犬を見せながら答えてくれた。
「マメ。お前、ガキのくせにやっぱ男なんだな~女好きなやつめ」
子犬とじゃれ合っている男の子を改めてみる。
黒髪に、シャープな顎。
少し長めの前髪と黒いフレームの眼鏡で、ちゃんと顔は見えない。
だけど、子犬とじゃれている姿や抱っこされたマメって呼ばれている子犬がとても嬉しそうに尻尾を振っている所を見ると、いい人なんだと思う。
はっと気づいて腕時計をみると、そろそろ家に帰らないと遅刻しちゃう時間だった。
「じゃあ、私はこれで」
「ああ。ほんとこいつがぶつかって悪かった」
そう言ってお互い別れた。
う~ん。マメ超かわいかったぁ~~
また会えたらいいな。
すっごいな~って暢気に思いながらジョギングしていると、そのまま犬が直撃する勢いで私に向かって一直線。
「マメ!!!」
あ!ぶつかる!!って思った瞬間、どこかかた声が聞こえたような気がしたと同時に衝撃が走った。
その衝撃に思わず走っていた足を止めた。
足下に痛みと柔らかくて温かいものがじんわりと広がって、視線足下に落とす。
そこには、ハァハァって息切れしながら尻尾をビュンビュン振って絡みついている子犬がいた。
「トランプだ」
うちは母親が動物アレルギーだから動物を飼えなくて、犬の種類なんかは全然分からない。だけど、この犬はみたことがある。
101のトランプと一緒に種類だと思う。
外見がそっくりだし、特徴あるし。
「かわいい~」
あまりの可愛さについ抱き上げてしまった。
どこから来たの?なんて話しかけてたら、「マメ」って声が後ろから聞こえてきた。
振り返ってみると、抱っこしている子犬を呆れたように見つめている男の子がいた。
男の子っていっても、同い年ぐらいなんだけどどこか落ち着いた雰囲気のある人だった。
「この子あなたの犬?」
「そう。こいついきなり逃げ出したかと思ったら、あんたに体当たりしていくし、かなり焦った」
私から子犬を受け取って、ダメだろ?って叱った後でもう一度こっちに視線を向ける。
「ケガとかしてない?足大丈夫?こいつ意外にパワーあるから」
たしかにぶつかった時は、結構痛かったけど今は何ともない。
大丈夫と否定する私に、男の子はホッとした表情をした。
「その子、101のトランプと一緒?」
「そう。ミニチュアシュナウザーって種類」
話しかけた私に、男の子は抱き上げた子犬を見せながら答えてくれた。
「マメ。お前、ガキのくせにやっぱ男なんだな~女好きなやつめ」
子犬とじゃれ合っている男の子を改めてみる。
黒髪に、シャープな顎。
少し長めの前髪と黒いフレームの眼鏡で、ちゃんと顔は見えない。
だけど、子犬とじゃれている姿や抱っこされたマメって呼ばれている子犬がとても嬉しそうに尻尾を振っている所を見ると、いい人なんだと思う。
はっと気づいて腕時計をみると、そろそろ家に帰らないと遅刻しちゃう時間だった。
「じゃあ、私はこれで」
「ああ。ほんとこいつがぶつかって悪かった」
そう言ってお互い別れた。
う~ん。マメ超かわいかったぁ~~
また会えたらいいな。