時間ないけど喋り出したら止まらない。

身振り手振りで私の思いの丈をぶちまけた。


私「みなさんは渡辺さんに結婚相手がいるって聞いた時、にわか信じられなかったんですよね?だから自分の目で確かめたかったんですよね?」


同「え?まあ、そうですね。」


私「分かりますよ。きっとそうだと思ってました。

渡辺さんは人の話を聞けない人なんですよね。本当にもううんざりなんです。

ここでこうやって皆さんと出会えて良かった。私がどれだけ嫌な思いをしてきたのかお分かりいただけだと思います。

でも渡辺さんは違うよね?私が何故怒ってるのか理解できてないのよね?

ここにいる人達には理解できても渡辺さんにはできない。実に不思議なことです。」


渡「俺が何したって言うんだよ!」


私「ほら、また1から説明しなきゃならないのね。本当に人の話聞いてない証拠だから!」


同「よく分かりました。後は僕達で話しておきます。失礼します。」


納得いかない顔の渡辺さんを引きずりながら去って行った。


ごめんね同僚さん達。

後のことはお任せします。