妻とは大恋愛の末結婚し、直ぐに息子を授かりました。
出産当日、僕は仕事を休んで付き添いました。
頑張ってねと妻の手を握り、うんと答えてくれたのが最後の会話でした。
こんなことになるならもっともっと話しておくべきだった。
生前妻が可愛がってたラッキーと、まだ幼い息子との生活が始まりました。
あの頃は生きるのに精一杯でしたが、周りの人達のお陰で今では楽しく暮らしています。
このかけがえのない一瞬一瞬を残しておきたくてSNSを始めました。
拙い写真ですが、今後ともよろしくお願いします。
うーん‥‥
ガジュマルがいつラッキーになったんだ?
妻って私のこと?
死んだの?私。
こんな嘘八百の投稿にたくさんのいいねがついてる。
頑張ってねのコメントも多数。
死因はなんですか?には無視を貫いている。
そりゃ答えられないよね。
結婚も出産も妻が死去も経験していないのだから。
いったい何が目的なんだ???
とりあえずいいねをポチッとしておいた。