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花びらがすずらんのような
可愛らしい形をしている
不思議な花

「俺のばあちゃんが
   大好きだった花なんだ
   だから、この店をはじめた時に
   その名前をつけたらしい
  
   はじめて、チャンミンを見た時
   何故かこの花を思い出した

   もしかしたら、じいちゃんが
   引き合わせてくれたのかもな」

話している内に、
恥ずかしくなったのだろう
ユノさんは、真っ赤な顔をして
くるりと、背を向けた

その姿が、可愛いくて
思わず笑ってしまった

「ありがとう、ユノさん
   花言葉は何て言うの?」

「…汚れなき心」

「なんだ、チャンミンそのまんま
   じゃない!」

「だから、チャンミンに
    惚れたんだな」

テミンとヒチョルさんが
頷きながら笑いあった

僕とユノさんを繋いでくれた
可愛らしい花

スノーフレーク

僕も一番好きな花になった

「そうだ、会社の名前
   スノーフレークに
   しようよ」

ユノさんが起こしてくれる
僕の為の新しい会社

この名前をつけて
大切に育てて行きたい

そのために
僕はたくさんの歌を作るよ
そして
心を込めて
より多くの人の為に
歌い続ける
その時
あなたが居てくれれば
僕はどんなことも
乗り越えられるはずだよ

そして、二人で
たくさんの花をいっぱい
咲かせようね

ユノさん

                                             完